つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

スリランカ紀行 3

2019-06-18 | 海外旅行

 なぜVIPか、という理由が希薄と思われますので、先生のことを少し書きます。夫君が、日本の古い車椅子を修理して地雷で手足が不自由になったスリランカの人たちに送るボランティア・「蘭花の会」を15年位前にスタート。その時、私たちは幾何かの基金を出しました。

 その後、近隣の市町から買い替えのため不要になった消防自動車や救急車も寄付され、船便で送られるようになりました。更に老眼鏡や奨学金を、何度も贈呈するうちに国から文化勲章の話が持ち上がり、夫君は受賞。奥様の先生も当然貰えたのですが、いろいろ会議があり、時間も取られ、煩わしいので拒否されています。でも夫君の資格があるので、VIP扱いとなります。それに私たちも便乗している形で参加しました。老眼鏡代として少し援助しています。

 先生はNHK外国人日本語弁論大会に総理大臣賞を受賞された時、梶原岐阜県知事から秘書を依頼されました。今の古田知事は語学が堪能のため通訳はいりません。2000年のWFWP女子留学生日本語弁論大会でも東海一の賞を受けられ、賞金は母国に寄付されたようです。全国大会は特別賞でした。NHKの場合は300人の応募があり、予選から本選まで何度もハードルをくぐりぬけられています。今はNHKの大会はありません。さらに文部科学省の高額奨学金が貰える難易度の高いテストにもパスされていました。日本語検定試験には、最初から1級をパス。普通は3級から始め、2級がやっとで、1級の挑戦には諦めます。

 当時は内戦が激しく母国にいては学問もままならないので日本に渡航。京都大学から岐阜大学の留学生になられました。もう学生結婚されていたため、博士論文提出と出産とかさなり大変な時でしたが、クリヤー。その後各方面で通訳され大活躍。伊勢湾サミットでも通訳。オバマ大統領とも近い位置でした。来年のオリンピックでも通訳の予定があります。

 先生のご実家は、50エーカーの紅茶畑を持つ資産家のため、賞金は寄付されてしまいます。そして今も国に貢献。家の一部をスイス大使館に貸しておられます。

 ところで昨夜は満月。6月の最後の満月の日、スリランカでは、仏教伝来の記念日として祝賀行事があったはずです。紀元前3世紀、仏教が伝来し、各地に遺跡があり、国民の大半が仏教徒。大統領も仏教徒でないとなれません。あちこちに日本の七夕のような飾りが見られました。この日のためにムードを盛り上げているのです。

 

5つ星ホテルの玄関より プールの向こうは海

このプールには水着で浸りました

ハスの花束でお迎え

スイカジュースで乾杯

ダイアナ妃宿泊の部屋と似ています

バブルバス

窓の外のサル 窓を開けるのは禁止

花嫁さんたちに遭遇 Congratulations!と声をかけて撮らせてもらいました。ところが帰宅して調べると花嫁に言うべき言葉ではないと知りました。道理で嬉しくない顔でした。これは失敗でした。

結婚50年のサプライズには感謝です 私たち二人にはお洋服まで・・・ 

 

 

 

 


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2 コメント

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結婚50年 (oko)
2019-06-18 20:33:35
先ずはお祝いを申し上げます。
記念の年に素晴らしい友好親善の旅に一層、思い出深い記念になりましたね。

記事を拝見すればするほど、素晴らしい多くを学ばせて頂いております。
okoさま (matsubara)
2019-06-18 21:21:12
お言葉ありがとうございます。
たまたま50年前夫のスイス出張みやげの時計を
はめていまして、ことあるごとに古い時計の
話をして、先生に聞こえたらしく、ホテル側と先生と
社長さんからお祝いを頂きまして恐縮しました。
サプライズでした。

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