つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

翌日は北茨城の天心遺跡へ

2019-04-12 | 国内旅行

 二日目も、Tさんと上野駅で待ち合わせ、北茨城の岡倉天心遺跡に向かいました。横山大観や菱田春草など著名な日本画家の画室とした天心邸は当時のまま。明治時代の貴重なガラス戸には損傷もありません。五浦海岸は波は荒かったのですが、当時画室の環境もあるいはそういう時節もあったことでしょう。六角堂は、東日本大震災で崩壊したので、再建されたもの。再建のため、この建物だけ文化財の指定から外れました。

 行き先をここに決めたのは、リンクしている千葉県のoko様の9年前の記事によります。ずっと行きたいと思いながら遠すぎて叶いませんでした。今回も4月とは思われない寒さと氷雨。迷いましたがもう二人とも指定席の切符も買ってあるし・・・ということで、27年ぶりの常磐線特急に乗りました。水戸で各駅停車に乗り換え、約1時間で大津港へ。駅前の店で昼食をとり、タクシーで六角堂に向かいました。

 岡倉天心がなぜあのようなところに別荘や茶室を建てたのか窺い知ることが出来ました。57年前の大学の授業で、「茶の本」を勧められ読んだのですが、ようやくその真髄が分かるような気がしました。天心の存在がなかったら彫刻家の平櫛田中はなかったといいます。小平市の平櫛田中彫刻美術館記念館に行ったことも思い出していました。天心邸の庭には、平櫛田中お手植えの白椿も咲き残っていました。

 月見草の表紙絵を描いて頂いているTさんとは40年のお付き合い。都内在住のため、指定席の購入はスマホで連絡しあいました。常磐線特急は最新車両らしく、座席上の3種類のランプの色で、空席か予約席か、もうすぐ埋まるかが判断でき大変合理的です。

 oko様のブログには、野口雨情記念館と、徳川光圀庭園も紹介してありましたが、時間不足になり、悪天候でしたし、果たせませんでした。

 前日、孫に、「明日は岡倉天心の遺跡に行くね」というと、「中学の美術の時間に習った」と返事してくれました。孫は2000年のミレニアム生まれで、平成最後の入学式を迎えたことになります。

 

 

 

五浦海岸                                 六角堂

 

六角堂内部                                天心邸

 

天心像                         大戦の時古都の爆撃を禁止したウォーナー像

 

平櫛田中の作品                            平櫛田中お手植えの白椿

 

大津港駅前にある菊池邸の土蔵  当時海運を担っていました        大津港駅前の店の天そばがおいしかったです

 

 

 

 

 

 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 孫の大学入学式プラスα | トップ | W家その後 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
北茨城の岡倉天心遺跡の旅 (oko)
2019-04-12 11:17:59
お言葉を恐縮に存じます。
おかげ様で歴史倶楽部の旅を振り返ることができました事に
御礼を申し上げます。
素晴らしいお写真の中でも再建されました六角堂をありがたく
拝見させて頂きました。
「再建のため、文化財の指定から外れました。」↑に残念!

いつも素晴らしい企画をしてくださいました歴史倶楽部の
当時の永井会長さんに今もご厚誼を頂いております。
この度のmatsubaraさまのブログをご紹介させて頂きます。

ご厚意のお言葉に改めて感謝を申し上げます。
okoさま (matsubara)
2019-04-13 08:10:25
この度の旅行では、okoさまのブログをプリントして
出かけました。いろいろ参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。

六角堂が震災で崩壊する前に行かれまして
本当によかったですね。

永井会長さまにもよろしくお伝えください。
あの震災で天心邸が無事でよかったと
思いました。
本当に素晴らしい天心邸でした。

こちらこそ改めて御礼申し上げます。
永井さまより (oko)
2019-04-13 22:34:32
松原さんの旅、松原さんのブログ拝見しました。
約10年前、常陸太田市を訪ねた旅を想い出しながら拝見しました。

また、松原さんのお孫さん東京理科大学入学おめでとうございます。
松原さんにお祝申し上げます。

以上メールに頂きましたので申し添えさせて頂きました。
okoさま (matsubara)
2019-04-14 08:15:55
永井さまにブログを見て頂き、さらに
孫にまで御祝詞を頂き恐縮しています。
どうぞよろしくとお伝え下さい。

団体の旅の企画は難しいと思います。
すべての人を満足させる必要があります
ので・・・
時には下見も要りますし・・・

Unknown (tona)
2019-04-15 20:26:54
国宝や重文から外されるというのは本当に残念なことですね。名古屋城もそうだったのでしょう。戦争で随分失われてしまいましたね。
私はテレビでよくここを見ますのに、まだ行ったことはありません。
結構時間がかかって大変なのですね。
いつか行かれたらと思っています。
といってもも元気な時間がだいぶ少なくなってきました。
精選しないとなんて思ってしまいましたがチャンスというのは意外やなかなかないものです。
いろいろ行かれてよかったですね。
お忙しかったようですが充実していましたね。
tonaさま (matsubara)
2019-04-16 08:32:06
名古屋城が戦争で焼失したことは本当に残念でした。
そうなるであろうと、予想し舅は、夫たちが子供の頃お城に
連れて行きました。
でも子供だからあまり覚えていないそうです。

関東もまだ見るべきところが多く残っています。
優先順位で行きたいのですが、なかなか予定通りには
いきません。
またよろしくお願いします。

コメントを投稿

国内旅行」カテゴリの最新記事