つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

奈良万葉の旅百首

2021-03-23 | 

 「奈良万葉の旅百首」というの本が、月見草会員の前田さまから送られてきました。今はあまり歌を出されていません。奈良にお住まいで元郵便局長。35年くらい前、万葉にゆかりのあるところに案内して頂いたこともあります。左上の記念切手は、平成20年洞爺湖サミットのもの。郵便局長であられたこともあり、嬉しい記念切手です。前田様の記事の紹介が遅れました。

 この本の監修は上野誠先生。先日(1/20) NHKEテレにも出演されています。著者は、奈良まほろばソムリエの会の方々。歌には、原文と書き下し文があり、遺跡の写真が出ていて、詳しい地図もあり、その解説者が異なるのです。60人くらいの方が原稿を書かれています。ご自分の得意とする個所を選ばれたようで、懇切丁寧に解説されています。なお、前田様は、NPO法人奈良まほろばソムリエの会会員です。創立10年を記念して出版されました。

 これを読むとまだ未訪の地点が多いことに気付きました。奈良のあちこちに犬養孝氏の万葉歌碑が見られます。その第一号が甘樫丘のものらしいです。采女の袖吹きかへす明日香風・・・(1-51) ですが、この歌碑が建立されていたかおかげで、8階建てのホテル建設計画が白紙に戻ったそうです。京阪奈情報教育出版株式会社発行。287頁。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする