つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

ムベ

2020-04-24 | 植物

 10年程前、熊本のブロガーから分けて頂いたトキワアケビ、つまりムベが初めて咲きました。彼はブロガーから今はfbに移られているので、そちらに報告とお礼が出来ました。長くネットを続けているとこういうおまけがつきますね。彼は、自家受粉しないので、実はつきにくいと言われています。気長に待ちたいです。とりあえず受粉は試みます。普通のアケビと全く花は違います。

 アケビ科。暖地性であり関西地方以西の原野や山間に分布しますが、温暖化とともに東北地方あたりでも育てることができるようになってきました。朝鮮半島や中国にも自生が見られます。 以下もネット情報です。

 『ムベはアケビが落葉性なのに対し常緑性であることから「トキワ(常葉・常磐)アケビ」の別名を持つ。「ウベ」や「ノボケ(野木瓜)」と呼ばれることも。秋になると鶏卵よりやや大きい長さ6~8cmほどの赤紫色の実を付け食用とされる。アケビは実が熟すとぱっくり割れることから一説に「開け実」が語源ともいわれるが、このムベは実が裂けることはない。春先の新芽はおひたしや和え物に、蔓は染色して生け花の材料にもされてきた。

 語源には諸説。その一つに7世紀の天智天皇にまつわる伝説がある。近江(滋賀県)での狩りの途中、天皇が男子8人を持つ元気な老夫婦と出会う。「汝ら、いかにかく長寿ぞ」と問うと、夫婦は「この果実が無病長寿の霊果です」と答え差し出す。その果実を口にした天皇は「むべなるかな(もっともことだ、なるほど)」と納得し、毎年献上するよう命じた。その果実が以来「むべ」と呼ばれるように――。この伝説がある近江八幡市北津田町は毎秋、宮内庁や天智天皇を祀る近江神宮(大津市)へ献上し、ムベの収穫体験やエキスを利用したワイン・飴玉の開発など、ムベによる町おこしに取り組んでいる。語源には他に昔朝廷に献上されたことに因む「大贄(おおにえ)」からの転訛説などもある。「女の瞳ひらきみつむる郁子の花」(岸田稚魚)』

コメント (10)
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