つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

ある告別式 5

2009-03-26 | わが家
 2/22は夫の従弟の密葬でしたが、昨日本葬が営まれました。禅僧の告別式は呼び方も異なり、津送式と言います。式は18項目もの仏事があり、午後に亘りました。食事(おとき)は40人の僧とともにいただきます。(写真上) 聞きなれない仏事は、四弘誓願、鼓鉢三通、山頭念誦、奠湯仏事、奠茶仏事、小師深問訊、荼毘回向・・・鼓鉢三通とは、太鼓と鐘と銅鑼を6人の僧が向かい合って鳴らします。奠湯仏事とは、故人が浄土の中を行くのに疲れて迷わないように薬湯を捧げる儀式。奠茶仏事とは、故人が毎日お茶を飲んでいたので浄土でも続けられるよう、お抹茶の茶碗と茶筅を捧げる儀式。小師深問訊は、正眼寺の大師と喪主である故人の子息との禅問答です。
 正眼寺は、県一とも言われる格の高い禅寺。今は故人ですが、谷耕月老師は、NHKの宗教の時間に出演されたり、地元紙のこころのページにも執筆されていました。下の写真は、耕月師の色紙。著書もありますが、書画には今も人気があります。他に「徳不孤」の扁額もありました。なお、妙心寺官長の弔電も奉読されました。
コメント (5)
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