旅先で求めたモロヘイヤの苗が育ち、花をつけています。この植物は葉を野菜として頂くものですが、花が咲くとはこれまで知りませんでした。上が蕾で下が咲いたところですが、とても小さいものです。
モロヘイヤには、体の抵抗力を高めるβ-カロチンやビタミンC、疲労回復を促すビタミンB1やビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン類、そしてカルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが多く含まれているます。栄養価が高いことで知られるホウレンソウやコマツナと比べても、多くのβ-カロテンやカルシウムが含まれています。
モロヘイヤの特徴は、青菜には珍しいネバネバ成分ムチンが多く含まれていることです。茹でたり刻むと、ネバネバが出てきます。
ムチンは糖質とタンパク質からできた多糖質で、タンパク質の消化を促し、また消化器の粘膜を保護して消化不良や食欲不振を防ぎ、夏バテで疲れた胃のトラブルを予防します。水分を吸収し胃や腸管を刺激することで、便秘改善などを促し、コレステロールや血糖値の上昇を抑える働きがあると言われています。
茹でる時は葉と茎を別々にして、茎を5分ほど茹でてから葉を入れ、20秒ほどで出すとよいそうです。(関連記事;2010.8.22)