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つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

クサノオウ

2011-06-01 | ガーデニング
 韓国旅行のおり撮ったものですが、名前が分からなくてネットに問い合わせている間にすっかり遅れてしまいました。ソウル近郊に雑草のようにあちこち咲いていました。このクサノオウは日本でもよく咲いているらしいのですが、また見たことがありません。花びらが4枚のかわいい花です。ケシ科。

 5月~9月ころまで長い期間、鮮やかな黄色の花を見せてくれるようです。アルカロイドを含んで有毒ですが、鎮痛、鎮静剤として薬用に利用され、薬草の王様なので『草の王』。皮膚のできものを瘡(くさ)といい、瘡治療の特効薬なので『瘡の王』。茎を折ると黄色い汁を出すので『草の黄』など由来の多い花。日本でも見つけてみたいです。

追記:リンクしている365連休の日々のtonaさまから、珍しい5弁のクサノオウの写真が送られて来ましたのでupします。

 
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ケマンソウ

2011-05-19 | ガーデニング
 日本でも見られますが、これはソウルで、通りすがりに撮影した「ケマンソウ」です。朱色の花は君子蘭。寺院のお堂を飾る装飾品「華鬘(けまん)」に見立てて付けられました。まるで釣り竿(花茎)に魚のタイ(花)がたくさんかかっているように見えるところから「鯛釣草」の別名があります。
 中国・朝鮮半島原産。多年草で高山植物の女王、コマクサの仲間です。日本への渡来は意外に古く、室町時代ころ中国から入ってきたと言われています。春、暖かくなりはじめる3月頃に地中から花茎と葉を同時に出して一気に生長し、4月~5月頃に弓なりにしなった花茎にぶら下がるように愛らしい形の花を十数輪つけます。白もあるようです。原産地ですからソウルにあるのは当然ですね。

 下の写真は、昨秋播いた種から育てたムギセンノウとスイートピー。留守中に咲いていました。ムギセンノウの記事は、2009.5.15。スイートピーは、2008.3.9。

     
      ムギセンノウ 

                  
                   スイートピー
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フェリシア

2011-05-04 | ガーデニング
 フェリシアの中のスプリングメルヘンという品種です。玄関の鉢に植えています。ブルーデージーの仲間ですが、花芯の色や株姿から雰囲気はちょっと違います。ブルーデージーに比べて花びらが広いです。ブルーデージーもフェリシア属ですが、園芸で単にフェリシアといえば本種(F heterophylla)を指すことが多いようです。キク科。南アフリカ原産。
 花は一重で花色が豊富に揃います。ただ赤紫などの変わった花色はほとんど見る機会がありません。株はブッシュ状にこんもり茂り、葉はやや灰緑色がかりあまり綺麗とは言えません。何度もブルーテージーを枯らしてしまいましたが、これもむつかしそう・・・下の写真は、これも我が家の白椿。(昨日撮影)

          
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エリカ

2011-05-02 | ガーデニング
 ピンクのエリカはどこでも見られますが、これは我が家の白いエリカです。すずらんに似ているので「スズランエリカ」。ピンクより小さめでかわいいです。ピンクのジャノメエリカが一般的。

 常緑小低木。英名ヒース(heath)の名でも知られています。英名には「荒野」の意味があり、ヒースの咲く荒野は詩や小説の舞台になっています。南アフリカ・ヨーロッパ原産。高さは20cmくらいから3mに及び、横枝が多数出てこんもりするものや直立してスギのようになるものがあります。葉は線形および卵形で短いです。花は壺(つぼ)状または筒状で、総状花序もしくは散形花序。花期は晩秋から春までで、多くは横向きまたは下向きに咲きます。花色は白、桃、赤、紫、黄など豊富で、2色が混じるものもあります。

 ヨーロッパ系のものは耐寒性も強く栽培しやすいですが、南アフリカの低地原産のものは花は美しいがやや半耐寒性のため保温を要するようです。このスズランエリカは、南アフリカ原産。ツツジ科。

        
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ベニバナトキワマンサク

2011-04-19 | ガーデニング
 通りすがりに撮ったベニバナトキワマンサクです。垣根に咲いている花を舗道から撮影しました。あまりにも鮮やかな赤に足を止めて・・・

 ベニバナトキワマンサクは中国原産の常緑小高木であり、トキワマンサクの変種。庭園木として植栽されます。3月の中頃から5月にかけて咲き、花弁は4枚、雄しべも4本なのですが、花が密集していてわかりにくいです。花弁はリボン状で、マンサク属の特徴をよく示しています。マンサク科。

 ベニバナトキワマンサクの樹勢は強いが寒さには弱いので、関東以南の温かい地域で育てるのに向くようです。
 マンサクという呼び名は、リンクしている慕辺未行さんの記事によれば、春になったら「まず咲く」ということからとか・・・

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ベニカノコソウ

2011-04-02 | ガーデニング
 このベニカノコソウもギリシャのミケーネ遺跡に自生していました。日本ではあまり見かけないのですが、類似のものがあるそうです。これも植物サイトに尋ねました。

 属名のValerianaは、古いギリシャ語で「健康によい」との意味。和名のカノコソウは、花序についた白い蕾と淡紅色の花が「鹿の子」模様に見えることに由来するらしいです。
 英名を red balerian といい、葉は被針形でやや粉を吹いたように灰色がかります。初夏から夏にかけて茎の先に小さな鮮やかな紅色の花からなる丸い総状花序をつけます。香りがあるとされますが、それほどでもなかったです。地中海沿岸のギリシャは早く咲くのですね。オミナエシ科。ヨーロッパ原産。

 下の写真は、昨日撮影のアーモンド。一昨日紹介した花より大輪です。
 昨日は震災3週間目。名前が、太平洋沖東北地方大震災とか東北関東大震災とかまちまちに呼ばれていたのですが、東日本大震災と決められました。この花の写真も犠牲者に手向けたいと思います。   合掌

          
 
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紅辛夷

2011-03-30 | ガーデニング
 大震災以来、庭の花を撮ることすら忘れていました。もう春なのに、その気分になれず・・・寒い中でも、28日に岐阜はさくらの開花宣言はしたのですが・・・

 上と下の写真と、亡父が植えたベニコブシ(紅辛夷)。長らく小型のモクレンと思ってきたのですが、リンクしているフクちゃんのブログ(3/24) で名前が分かりました。最下段は、シデコブシ。モクレン科。

 ベニコブシは、別名をヒメシデコブシ(姫四手辛夷)といい、落葉小高木。本州中部の東海地方を中心とした限られた範囲に分布する日本の固有品種です。花びらが白いシデコブシ(四手辛夷)の変化したもの。ただ一般には白からピンクのものまで包括してヒメコブシ、シデコブシと呼んでいるようです。

 名前の由来は、花の色が淡紅色ということからベニコブシと名付けられました。

 シデコブシは5mに満たない低木で、コブシの八重とも思われるような細い12~18弁の白花をつける可憐な花であり、本州中部に自生。ハクモクレン(白木蓮)が中国の貴婦人としたら、このシデコブシは日本婦人の可愛らしさを感じさせると外国で紹介されたりします。漢字では幣辛夷も書きます。シデ(四手)とは神事に使う玉串のことで、細めの花びらから連想したもの。

 変種のベニコブシの名は、幕末から明治初期にかけての植物学者伊藤圭介博士を記念して、牧野富太郎博士が命名されました。

    
    ベニコブシ

             
              シデコブシ
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ポリガラ

2011-03-02 | ガーデニング
 ギリシャでよく見かけた花ですが、名前が分からなくて、「撮れたてドットコム」に問い合わせました。ヒメハギ科のポリガラの仲間と教えられました。正確には、ポリガラ・ミルティフォリアですが、通称ポリガラ。

 ホテルの入口に飾られていたり、観光地の植え込みにもありました。エニシダに似ているのにマメ科ではなくて、幾分華やかでした。南アフリカ原産。
 花弁の先端が、白いひげのように変化して、虫にアピールしています。色、形共にきれいな植物です。

追記; 2/22 ニュージーランドのクライストチャーチで、M6.3の地震が発生して、9日が経過しました。死者・行方不明240名。身元が判明したのはたった16名という数字から、いたましい現場の状況が想像出来ます。安否不明の日本人が28人。英語留学の若い人ばかりであり、本人もご家族もお気の毒です。      合掌
 NZは、英語の発音が英国に近いということで、留学先に選ばれるようです。


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南天

2011-02-08 | ガーデニング
 これも九州で撮った南天です。我が家にもあちこち小鳥の落し物から発芽して育っています。でもいつも結実と同時に野鳥の餌になり、撮影出来ないし、お正月のお花にさえ使ったことがないのです。鳥の好物のようですね。中国原産。メギ科。

 花は比較的地味で白色。中心は黄色。漢名の「南天燭」を略して「南天」。難(ナン)を転(テン)ずると言われ、縁起物とされていて、鬼門の方角に植えられたり、葉を赤飯や料理に添えたりします。 実を乾燥させたものには「せき」止めの効き目があります。

 白い実のなるものもあるようです。また、葉が糸のように細い種類のキンシナンテンとか、丸っぽい葉で小型のオタフクナンテンもあります。これは実より、紅葉を鑑賞しますね。
 どこの塔頭か思い出せないのですが、南天の古木の床柱を見た記憶があります。
 子供の頃雪うさぎを作ったものですが、目は南天の実で、耳は葉を使いましたね。今年の干支ですから、年賀状にも雪うさぎがありました。

 下の写真も九州で撮影した黄色い千両。赤も写っています。これもお正月に活けられる花材です。千両、万両の記事は、2010.1.6に・・・赤い千両も我が家にもあるのですが、これも殆ど野鳥の餌です。

   

   
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マサキ

2011-02-07 | ガーデニング
 我が家のマサキはなかなか実をつけないのですが、これは旅先の九州で見つけました。雪の中で、実のオレンジと雪の白との対比がよくて、思わず撮りました。ニシキギ科。 日本、中国原産。
 常緑の広葉樹で、主に葉や樹形を楽しむ庭木。耐陰性が強く、排気ガスなどの大気汚染や潮風にも比較的強く、生長が早いので生け垣によく利用されます。葉は楕円形で縁にゆるやかなギザギザが入っています。我が家には、斑入りもありますが、これも実をつけません。6月ころ白い小さな花が咲きます。つる性のツルマサキもあるようです。
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