ベルギーの国土は九州よりやや狭いのですが、見るべきものが多かったです。政治は混乱しているのですが・・・世界遺産のブルージュ市内観光では、ベギン会修道院も見学。(写真上)ここは、ヘプバーン主演の「尼僧物語」が撮影されました。いろいろな場所でロケが行われたらしく、一部ここも登場したような・・・曖昧な記憶しかありません。1958年の映画ですから。オードリー・ヘプバーンの父は、英国人、母はオランダ人ですが、出生地はベルキーのブリュッセル。
この修道院は、当初十字軍などの戦士となり、出征した夫を待つ女性のために作られました。今はベギン会ではなくて、15世紀の衣装のままのベネディクト派の修道女が暮らしています。
美智子皇后は、皇太子妃になる前、考えたいということでヨーロッパ旅行されましたが、この時ベギン会修道院にも来られています。
愛の湖公園は、広大な池に多くの白鳥がいましたが、これも意味のあることらしく、もう何百年も飼われています。
ナポレオンの肖像画は、フランス支配の時代もあったということを物語っています。ヨーロッパの戦争の歴史を見る思いです。王は中立を願ったのですが、一方的にナチスに支配されたりして・・・
チョコ王国らしく、カカオバター入れるパーセンテイジの基準が高いので味もいいのでしょう。日本の基準は低いです。
ベルギーと言えば、画家のブリューゲルを思い出しますが、国内にはあまり見られなくて、ウィーンに作品は流出。私もウィーンの美術史博物館で見たような・・・
また、近代では、シュールレアリズムのルネ・マグリット、ポール・デルボーが知られています。ポール・デルボーは、30年くらい前に姫路で見ました。
第七回国際オリンピック大会が、1920年ベルギーのアントワープで開催されました。比較的早期に開催できたのは、その当時の国の繁栄を物語っています。日本開催はずっと後の1964年。戦争さえなかったら、1940年に東京で開催されるはずだったのに・・・
最下段の写真は、1930年建設の高層ビル。当時はひときわ目を引き、欧州各国からの見学者もあったそうです。(今はKBCが所有)

愛の湖公園

白鳥

鐘楼

観光馬車

ファンアイクの銅像 後方は聖バーフ大聖堂

大聖堂にファンアイクが描いた祭壇画

ゲントの元市庁舎

上の市庁舎のものではなく別の市庁舎のマリアテレジァの肖像画

かつてフランス領であったことを示すナポレオン像(フラッシュ禁止のため暗くなりました)

1930年建設の高層ビル