3日目は、待望のタージ・マハル。1983年世界遺産指定。連日好天に恵まれているのも乾季のおかげです。旅行中は、快適な26度程度でした。
この寺院を建築するのに22年も要したそうです。そして悲惨なのは、この美しい建物と同じものが世界のどこにもあってはならないと言うことで、これを建築した人は、右腕を切断されました。
ここには、もっと悲しい歴史があります。王妃のために五代目の王は美しい寺院を作りましたが、王は晩年は息子の六代目の王に幽閉されました。その窓から、いつもこの寺院を眺めて暮らしたそうです。
東西南北四方からシンメトリーに作られています。周囲に四本のミナレットが立っていて、外側にわずか傾斜しています。その理由は、地震があった時倒れても建物が傷つかないようにと・・・
世界中の観光客で人がひしめいていました。撮影ポイントの場所を確保するのに少し並びました。私の後にはドイツ人らしかったです。アインツバイと言って撮っていました。全景写真は純白に見えるのですが、近寄ると大理石に象嵌されていて、花模様やアラビア文字が書かれています。
9/11テロの時、犯人がこの寺院も爆破すると言うので、周辺も厳しくガードされています。前日夕方、川の対岸からも寺院を撮影したのですが、有刺鉄線が張られてあまり近寄れなかったのです。
インドではこの時期が日本の春。一年で一番よい時期らしいです。ブーゲンビレアもピンク、オレンジ、白まで咲いていました。ランタナやキンレンカやケシも満開。赤い花の咲く大木が目立ちましたが、日本にはない花で、ゴッドモアと言うそうです。
牛の写真は、前日夕方ヤムナ河岸から撮ったもの。ヒンドゥー教の関係で牛が至る所にいますが、こんな所にも・・・
ラクダも象も牛も珍しくなくて、インコもオウムもクジャクも野生です。動物もバスもトラックも自転車もバイクも混在。衝突しないのが不思議です。

タージ・マハル

タージ・マハル近影

5代王が息子に幽閉された部屋

サリーにはサンダルです

ブーゲンビレア

ケシ

ゴッドモア

ヤムナー河畔

ラクダも珍しくないです

三輪タクシー 人が漕ぐリキシャーもあります