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読んだ本で感じたこと

未唯へ

 インターそばの吉野家は満席です。

 無印に奥さんのショールを見に行ったけど、色が不明で買うのを読めた。その代わりに、自分のリュックとショルダーを買いました。昨日に続いて、バックです。

『現代科学の大発明・大発見50』

 『現代科学の大発明・大発見50』でノーベル賞の内容を。科学者がどう見つけたのかを読んでいるけど、なんか、面白みがない。宇宙が無から始まった。ビックバンから少しの時間でこうなったということが化学的に書かれている。

 そんなことよりも、無から始まったことに意味をなぜ、哲学的に考えないのか。答はそちらにあります。そして、有であると存在を認めている自分との関係との連続性の方がはるかに重要です。本当に繋がっているのか。つながっているわけはない。

『地域包括支援センターのソーシャルワーク実践』

 『地域包括支援センターのソーシャルワーク実践』では、包括的な試みとして、ソーシャルワーカーの役割を述べている。

 包括的という言葉に、私は反応した。この間の病院の在り方です。病院はそれぞれの専門分野に区切られる。結局は一人の人間が起こすことです。

 前立腺の数値を聞くことが専門には重要かもしれない。だけど、自分の体そのものの外なるモノと思っている人間には無意味です。体重が増えたり、減ったりするのも、精神的な所がほとんどを占めている。精神的なモノが、身体に影響して、身体のことがどのように精神に影響するのかに関心を持たないのか。

 そんなものは医者が自分自身のことを考えてみれば、簡単に分かります。それぞれがバラバラです。トータルカルテがないです。人一人には多くの情報があります。トータルで見ていく人間も居ない。そんなに答は難しいのか。

『エコ・デバイスの本』

 『エコ・デバイスの本』デバイスは進化したけど、それを使う人間は退化しています。パソコンは考えるために使うモノです。IBMのキャッチフレーズはTHINKです。今は、ゲームマシンになっている。暇つぶしです。人生に暇があるとは思えない。

 これの関係をどう変えるのか。ゲーム化からコミュニティ化にして、社会を変えていくのに、デバイスが使えるかどうか。デバイス、ネットワークワークは使えるが、コンセプトが共有化されていない。どういうコンセプトで危機感を乗り越え、新しい世界をイメージできるかです。

 一番重要なのは、生きている理由です。生まれてきた理由です。それがないと、働くことも成り立ちません。

『ブルー・オーシャン戦略実践入門』

 『ブルー・オーシャン戦略実践入門』は色々な方面からアプローチから攻めて、相手をその気にさせるという戦略です。

 新しいやり方をやっても、すぐにまねられるし、人一人分が生きていくだけの余地しかない。ベースのコンセプトは現状の話です。

 未唯空間のコンセプトを現実的なモノとして、こういう社会に適用させてみましょう。フランス料理店展開でも車の販売でも。

 ビジネスがアイデア次第というけど、アマゾンにしても、グーグルにしても吉野家にしても、もっと大きなコンセプトが後ろに控えています。その前の段階だけで終わっている。

 ジョブスがやりたかったこと、ビル・ゲーツが本当にしたいことはもっと違います。パソコンを個人のモノとすると同時に、それを戦略的に活かしながら、社会そのものを変えることが目的だったはずです。
 
 iPadが売るのが目的ではない。その観点から、見ていきます。彼らの意思を継ぐことです。その意味では、夢をつないでいきましょう。
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地域別の人口動向と高齢化

『超高齢社会』より

(1)2050年の人口減少社会

 まず地域別の人口動向についてみると、ほとんどの圏域で一貫して減少していますが、東京圏は当面はまだ増加します。その東京圏も2020年には減少に転じます。減少率でみると、東京圏、名古屋圏が全国平均の減少率である25.5%よりは小さいのに対して、北海道では40%を超えるなど、人口減少率の地域差は大きなものとなります。

 2050年に向けての三大都市圏と地方圏の人ロシェアを比べると、三大都市圏の人ロシェアは従前から一貫して上昇傾向にあり、その殆どが東京圏のシェア上昇分でしたが、今後も同様の傾向が続くものと考えられます。すなわち、これから人口減少局面にあっても東京一極集中は継続し、強化されることになると想定されるのです。

 特別区を含めた市区町村の人口規模別の人口減少度合いをみると、人口規模が小さくなるにっれて人口減少率が大きくなる傾向がみられます。現在人口が10万人以下の市区町村では、全国平均の人口減少率である25.5%を上回って減少する市区町村が多く、特に人口6,000~1万人規模の市区町村では、人口がおよそ半減すると見込まれます。

 さらに全国を行政区画単位ではなく、1キロメッシュの地点ごとにみると、現在の居住地域の9割の地点で平均的減少率以上の人口減少となります。そして居住地域の6割以上の地点で人口が半分以下になるのに対し、2050年において今よりも人口が増加している地点の割合というのは、わずか2%にも満たないのです。反面、現居住地の20%以上の地点で人がいなくなる、すなわち無居住化か進むと思われます。

(2)2050年の高齢化社会

 高齢人口の構成比に目を転じます。人口に占める高齢人口の割合である高齢化率は、2050年に向けて単調に伸長していきます。地域別では地方圏が高く、東京圏、名古屋圏は全国平均よりは低い率を保って推移していきます。しかし高齢者数でみると、その増加スピードは全国的には2020年頃までが急で、その後次第に緩やかになり、2040年をピークに減少に転じると思われます。圏域別の高齢人口をみると、三大都市圏の方が地方圏を上回るスピードで増加します。特に東京圏での高齢者の増加率、増加数はともに際立っています。

 2050年にかけて、高齢者増加率の全国平均が約47%であるのに対し東京圏の増加率は87%,全国で約1,200万人の高齢者増加数のうち東京圏での増加が500万人以上を占めています。このように増加する高齢者を年齢階級別でみると、各年齢コホートでそれほど増減の変動は大きくありませんが、80歳を超える年齢階級から高齢になるに従って、その増加数、増加率はともに大きくなります。

(3)2050年の世帯構成

 世帯に着目して見てみますと、総世帯数は, 2015年まで増加し、その後減少に転じます。世帯構成の内訳を見ますと、2050年に総世帯の約4割が単独世帯となります。さらにそのうちの55%は高齢者単独世帯と見込まれます。

 すなわち世帯は小規模化の一途を辿り、その結果、高齢者の単独世帯が増加していくという構図です。
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糖尿病と合併症

『健康行動論』より

血糖値とは、血液中の糖の値を示したものです。一般に食物は、体内で消化吸収され血液中にブドウ糖として増加してきます。このブドウ糖は、膵臓から分泌されるインスリンの作用で栄養分として細胞の中へ取り込まれます。結果として、血液中からブドウ糖は減っていきます。このように体内では、食事によって増加した血液中の糖分を、正常へ戻す働きが存在しています。

また、食事をしなくても、体内には肝臓はじめ脂肪などに栄養分の蓄積があり、食後数時間以後は、この栄養分を利用しています。インスリンはこういった栄養分の出し入れにも働き、血糖値を正常に保つよう作用しているのです。

こういった一連の血糖値を正常に保つ働きを耐糖能といいます。この血液中の糖を正常に戻す力が失われた状態が糖尿病です。また、糖尿病予備軍の人を耐糖能異常といいます。インスリンの効きが悪い状態のことを「インスリン抵抗性が高い」などと表現します。

脂肪細胞の中に、インスリンの効きを悪くする物質があります。レジスチンという物質です。インスリン抵抗性が高くなる原因になります。

糖尿病では、血糖値が高いためにタンパク質が糖化し、血管壁を構成する細胞に作用して動脈硬化などの血管病変を起こします。高脂血症では、酸化した悪玉コレステロールが動脈の内壁に沈着し、動脈硬化をもたらします。高血圧症だと診断されても血管に弾力性があれば問題はないのですが、動脈硬化が進めば血圧が高くなり、さらに動脈硬化が悪化するという悪循環に陥ります。

メタボリックシンドロームは高血糖、高血圧、高脂質、肥満が怖いのではなく、その結果起こる「動脈硬化」が怖いのです。

動脈は心臓から送り出される血液を全身に運ぶパイプのような血管です。血管といっても単に血液を運ぶだけではないのです。心臓に直結している大動脈は、心臓から送り出された血液を大動脈自体が膨らむことで一時的に貯めることができます。そして、ゆっくりと収縮して全身に血液を送ります。この機能で、血圧を極端に変えないように調節しているのです。そのため、本来、動脈はしなやかで、強さと弾力性を兼ね備えています。

動脈硬化とは、動脈が硬くなることです。動脈は弾力があるものですが、動脈の内膜にコレステロールやカルシウムが沈着すると、硬くなったり、壁が厚くなったりします。これが動脈硬化です。

動脈硬化は、体中のどの動脈でも起こりますが、脳で障害が起きると脳卒中(脳出血、クモ膜下出血、脳梗塞、脳塞栓など)や、脳血管吐痴呆症が起きます。脳以外では虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症など)などが命に関わります。

糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症を3大合併症といいます。糖尿病に特有の合併症で、血糖コントロールをしないでいると、糖尿病発症時から10~15年でこれらの合併症が出てきます。

合併症の中で最も早く出てくるのが糖尿病神経障害です。末梢神経障害の足や手の症状の出かたはさまざまで、手足のしびれ、けがややけどの痛みに気づかないなどがあります。そのため知らずに組織が腐り、ミイラ化することなどがあります。そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れます。

糖尿病網膜症では、目の底にある網膜という部分の血管が悪くなり、視力が弱まります。失明することや白内障になる場合もあります。

糖尿病腎症は、尿を作る腎臓の糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、だんだんに尿が作れなくなります。すると、機械で血液の不要な成分をろ過する人工透析を受けて、機械で尿を作らなければなりません。週に2~3回、病院などで透析を受けねばならないので、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析になる原因の1位が、糖尿病腎症です。
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