みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

立ち上がるモーセ

2024年04月06日 | 出エジプト記

出エジプト記 4章18−31節

 残っているりんごを、アップルパイ用に煮てもらいました。こちらでは2キロのりんごが250円ぐらいで売られている時もあります。熱々のものを、美味しくいただきました。

 ようやくモーセは立ち上がりました。

 まず彼がすべきことは、しゅうとのイテロにエジプト行きを許してもらうこと。そのタイミングで、主はモーセにエジプトに帰れと命じられました。そこで、モーセと家族はエジプトへの道をたどります。

 その時の神のことばを心に留めたいと思います。モーセには、これから先どのようなことが待ち受けているのかが分かりません。分かっているのは、神が同胞をエジプトから連れ出されるために、自分を遣わされるのだということだけです。しかし、神はすべてをご存じでした。

 モーセによって行われる神の不思議にファラオが心を頑なにすること、そして最後にモーセがファラオに言うべきことばさえも、神は用意しておられるのです。つまり、神はこれからモーセが行うとすることがどれほど困難なのかを話しておられるのです。それでも、彼は再び座り込むことをしません。

 途中、モーセはいのちの危険に遭遇します。その危険は神ご自身からのものでした。神がこれからモーセを遣わそうとしているのになぜ? という不可解な出来事です。

 25節を読むと、モーセの長子ゲルショムにまだ割礼を施していないゆえだったと分かります。妻チッポラの機転によって、ゲルショムは割礼を受け、モーセは解放されます。このあと、妻と息子たちはミディアンに戻って行った可能性があります。18章2−3節で確認できます。

 立ち上がったのに、直面する困難に再び座り込んでしまわないために必要なことは何かと、問いかけられる箇所です。


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