みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

縄とかせを付けた預言者

2020年10月22日 | エレミヤ書

エレミヤ書 27章

「彼らに聞き従ってはならない。バビロンの王に仕えて生きよ。どうして、この都が廃墟になってよいであろうか。」27章17節

 こちらの茄子(なす)は大きなサイズがほとんどで、日本のそれと比べると味も大味な感じなのですが、いつもの大きな茄子のそばに、「日本の茄子」という名前の茄子がが売られていました。ほっそりとしていて、調べてみると「マー坊」という登録商標名のものでした。油との相性がとても良いと書かれていました。食べてみます。

 この章の1節とその後の記述を見ると、少々混乱するかもしれません。1節には「ユダの王、ヨシヤの子エホヤキムの治世の初め」とあるのですが、3節以降では、ユダの最後の王ゼデキヤへのメッセージになるからです。主がエホヤキムの時代にゼデキヤ王の頃の出来事をあらかじめ語られたのか、あるいは、1節を「ゼデキヤ」と変えるべきなのか、さまざまな理解があります。

 エレミヤは当時、反バビロンで一色になっていたユダを始め、その周辺の王たちに伝言を送ることになっています。そして彼の首には縄とかせが付けられています。彼はそのような姿を人々の前に自らさらすことによって、神からのメッセージをさらに強く聞く者たちに届けようとするのです。それは、「バビロンに対抗せよ、神がこの都を守ってくださるから」という偽りの預言者のことばとは全く反対の、そして王や人々が期待することばとは全く反対のことばを、文字どおり身をもって語るのです。それがどんなに厳しいつとめであるかは、想像をはるかに超えます。

福音のために存在をかけて語る覚悟はあるのか、と問われます。


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