みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

知恵の深みへ

2016年12月12日 | ヨブ記

ヨブ記 38章22−41節

 きのうは教会のクリスマスの礼拝とお祝いの会がありました。写真はお祝いの会のためのテーブルの飾り。教会の方が心を込めて作ってくださいました。ツリーに下がっているのはチョコレートです。おっと! 美しいリボンも忘れてはいけません。礼拝ではおひとりがバプテスマを受け、皆で神の恵みを覚える時となりました。

 38章から始まった、神からの語りかけ。これぞ、ヨブが待ち望んでいたことでした。神は圧倒的なご自分の力の大きさや知恵の深さを、これでもかとヨブに知らせておられます。ヨブは、神からの呼びかけに何も答えることができません。「みことばの光」が書くように、神はヨブを遠くに近くに、上へ下へと連れて行くかのようです。

 「聞くと見るとは大違い」ということばがあります。ヨブはこの後も圧倒的な神の語りかけをただ黙って聞き続けなければなりません。三人の友人との対話では、強く自分の考えを押し出していたヨブが、ここではただ沈黙しています。大切な沈黙だと思いました。神の語りかけに耳を傾けることの大切を覚えます

 少し先読みのようになりますが、神からの語りかけ、詰問を聞いたヨブは、「私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目で。あなたを見ました」と言います。そしてヨブは、神の前に自分の罪を悔い改めるのです。⇒42章5、6節

 当たり前だとして見ている夜空、木々、鳥や獣たちの姿に神の計り知れない知恵を認めることができると,迫られているようです。


2011-2024 © Hiroshi Yabuki