みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

足りなさを知る

2016年12月14日 | ヨブ記

ヨブ記 39章13ー30節

 動物園に行って思うのは、「ヘェ〜こんな形の、こんな色の生き物がいるのだ」という不思議を発見することです。もっとも、夜行性の動物は昼間は静かにしていて、なかなか「本領を発揮する」ことができません。囲いの中に閉じ込めることで、人間の力や知恵に動物たちが縮こまっているように思えます。

 この箇所で神は、だちょう、馬、鷲と鷹を見るようにとヨブを促しています。だちょうについては、ーその不思議な修正を与えたのはあなたなのかとヨブに語りますし、馬の力はヨブが与えたのかと問うておられます。そして、鷲と鷹が高く舞い上がったり、巣を作るのはヨブが命じたからなのかと迫るのです。

 山の上の城見学をしました。権力者たちの血で血を洗うような抗争の跡がそこにはあるのですが、どれほどの知恵や力、富を我がものにできても、その人にヨブと同じことばを神がおかけになったらどうなるのだろうか!と考えるのです。


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