みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

黄金よりも、純金よりも

2013年10月11日 | 箴言
箴言8章1-21節


 父(母)がわが子に知恵を得よ、主を恐れて歩めと命じてきた箴言。8章では、知恵自らが身を乗り出して誘惑の多い世にあって、罪に流されず死に至ることなく、豊かな実りをもたらす人となるように説得しているような印象があります。知恵が「私を得よ」とアピールをしているのです。
 ここには、知恵を得ることの利益が次々に並べられています。これを得たら、祝福に満ちた毎日を送ることができること間違いなしと、働きかけています。

 毎日、メディアを通してたくさんのコマーシャルが届きます。
 電気製品、健康食品、健康器具、ツアー案内、グルメ…。どれもが、それを買ったら幸せになる、よいことがある、健康になる、いつまでも若々しくいられる…と働きかけてきます。「これを買っても、使ってもあまり効果はありませんよ、せいぜい自己満足です」とか「これを使用し続けていると間違いなく死にます」などというコマーシャルは聞いたことがありません。当たり前ですが…。

 心に留めたのは19節。
 知恵を得る者にすばらしい実りが約束されているのです。「みことばの光」に孫のために栗の木を植えたとのエピソードがありました。
 ある時、おいしい桃を食べたあとに、妻がこっそり種を植えました。今では、その種が芽を出し、毎年実りをもたらす木になっています。

 


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