みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

ありがたい配慮

2012年01月13日 | テモテへの手紙第一
テモテへの手紙第一 5章17-25節


 昨日夕方のテレビニュースは、日本一寒い町として北海道の陸別(りくべつ)町を取り上げていました。
 「鼻毛が凍ります」とインタビュニーに答えていた人がいましたが、中学生の頃は、冬の寒い朝学校に向かう途中、息を吸うと鼻毛が凍りました。その感覚がおもしろくて、何度も思いっ切り鼻で息を吸いながら歩いていたことを思い出しました。
 通学に利用していた電車には、何と暖房装置がありませんでした! ですから、始発駅から乗る私はブルブル。一駅毎に増える乗客のぬくもりで、終点に着く頃には車内が程よい暖かさになっているという具合でした。

 この箇所には、エペソの教会をまとめるのに苦闘しているテモテへの、パウロの温かな配慮を見ることができます。テモテは、教会の長老たちを束ねるという務めに就いていたのですが、いろいろなことで頭を悩ませていたようです。
 そこでパウロは、職務上の命令、今で言うならばスキャンダルに巻き込まれないようにとの個人生活についての命令、、そして健康面での配慮をテモテに与えています。
 どんなにかありがたかったことでしょう。

 教会で牧師や指導者は様々な人の相談に乗ることが多いと思うのですね。
 ある時にふと考えました。それでは、牧師や指導者は何かがあった時にだれに相談するのだろう? まさか、牧師が教会のメンバーに悩み事を打ち明けられるわけではないし…。もちろん、「神さまに」というのはわかっているのですが、テモテだけでなくてそれぞれの牧師さんにも、パウロのような人がいるといいなぁ、と考えるのです。

 伝道者としての駆け出しの頃、胃が弱くて調子を崩していた時に、牧師の奥様が「これを少しずつ飲んでごらんなさい」と、養○酒をくださいました。
 23節を読むたびにそのことを思い出します。

 


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