みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

命令に従う

2012年01月19日 | 申命記
申命記2章16-37節


 「命令ゲーム」をご存知ですか。
 「命令! …してください」と言う時には指示に従うのですが、「命令!」がつかず、ただ「…してください」時には従わないというゲームです。
 説明の後、ゲームリーダーがおもむろに「それでは、立ってください」と言うと、半分ぐらいの人は立ってしまう…のです。(私もどういうことか、つられて立ってしまう側の一人です)
 楽しんできたこのゲームには大切なメッセージが込められているのだということに、きょうの箇所を読んで気づかされました。

 エドムを通るな、モアブを通るなに続いて、神はモーセにアモンも通ってはならないとお命じになりました。それぞれがイスラエルの民の親戚にあたるというのがその理由でした。
 聖書巻末の地図で確かめると、約束の地への道筋は蛇のように曲がりくねっています。
 この曲線は、民が神の命令に従ったことを示しているのです。

 そして、シホンに、そして次章になりますがオグにと歩を進めようとしていた彼らに、神は「占領し始めよ」と命令を下されるのです。命令に従った民は、シホンを攻め取ることができました。

 だからといって、調子に乗って勢いで物事を進めないようにと「みことばの光」にありますね。確かにそうです。神のことばに従ってこその私たちが、従うことで賜った勝利そのものに目が移り、勝利の快感を求めてしまうという間違いに陥りやすいのです。

 何歳になっても、信仰者として何十年になっても、聖歌の一節にあるように、幼子のように主のことばに従い、主に頼るのが、私たちの「特長」ですね。

 



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