周防教会・牧会ジャーナル

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2月10―16日

2019年02月17日 | 日記・エッセイ・コラム

江戸の街を歩いていた時に偶然見つけた。突っ込みどころもありそうな言葉やが、今の時代ここまで言い切ることができるのはある意味で立派。末っ子の帆波に見せて、保育士としての感想を聞いてみたところ、こんな返事。「漢字が難しくて読めん」。そ、そこよ!最大の突っ込みどころは。この言葉を理解して入学する小学生って・・・どないやねん。

 

2/10(日) 東京に行った時、武道館の近くで中国人から道を尋ねられた。船のチケットに続いて中国人と間違われたのではなく、僕をちゃんと日本人と見て尋ねてきたようや。差し出されたスマホに書かれていたのは「靖国神社」。教えた通り行けるか心配でちょっと後をついてったが無事に見つけたようや。両親と娘の三人連れ。でも何しに行くのかな?興味津々。

 

11(月) この国では「建国記念日」ではなく「建国記念の日」と呼ばれているこの日を、僕らは「信教の自由を守る日」とか「思想と信教の自由を守る日」などと呼んでいる。僕がこの教区へ来た時は「自衛官合祀訴訟(俗に言う中谷訴訟)」の真っ只中やった。原告の中谷康子さんとホテルの喫茶室でお話しをしたことがある。この国と闘う、平凡で穏やかな女性やった。

 

12(火)「今日は教師会があるけえ遅くなるかも」と帆波に言われたので、園長に「今夜は帆波と食事をするので早く終えられることを希望します」とメールを出したら、「おとん!変なメール出したじゃろ!」と帆波に叱られた。会議の前に園長がそのことをみんなに公表して大恥をかいたそうな。やさしい園長さんやん。そのおかげ(かどうか)で、早く会えたではないか。

 

13(水) 昨夜は少し遅い誕生祝いということで夕食をごちそうになった。ステーキにエビ&ホタテのグリルなど二人で7148円。小中学校、不登校やった帆波が今では僕よりも稼ぎがええ。父は感無量や。さて昨日から広島での宣教協議会に出席しているが、稼ぎが少ない分、その会議で言いたい放題を言って、また嫌われ度を増して帰る。稼ぎとは関係ないけど。

 

14(木)「チョコはね、一番好きな人にあげるもんや」などとカッコイイことを言っていたのは高校生時代。今では「チョコはね、糖尿の人にもあげるもんや」と催促してしまう歳になってしまったが、今年の収穫は一個だけかよ!しかもそれは長女からや。みんな僕の病気のことを考慮してくれて優しいのう。なのに友佳はなんでくれたんや?義理ならぬ、トドメのチョコか?

 

15(金)「検査の結果が分かったら教えて」と、妹や娘たちから、僕ではなく妻にメールが入ったという。どうやら僕からの報告は信用できんらしい。その診断は「悪性ではありません」とのこと。腫瘍が見つかったのは去年の初秋やった。保険金欲しさのために今まで精密監査をしなかったが悪性ではなかったか。なんか高確率の宝くじが外れてしまったような気分や。

 

16(土) 精密監査をしなかった理由⇒それはガン保険に入った直後は保険が適用されないからや。もし早目に検査をして悪性と診断されても保険金がおりん。僕はまさにそんな状況だったので保険適応が開始される時期が来るまで精密検査をせんかった。ケチと言われようが、周囲の気持ち知らずと言われようが、これは庶民の知恵やと思うんやが。あかんか?