保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

「運動」について考える・・・①なぜ運動が必要か

2019年09月15日 | 運動と身体

人は誰でも健康的な日常生活を送ることを望んでいるはずで
その上で長生き出来ればそんなに良いことはありません。

故に健康に対しては多くの人が関心を持ちます。

ただし健康は、それ自体が目的ではなく生きがいを実現するための
資源のようなもの、つまり健康を維持しながら
有意義な人生を送ることが世間一般の究極の願いと言えます。

「生きがい」とか「有意義」とかは人それぞれであっても
この健康を維持するためにこそ、定期的に健康診断を受けることは元より
栄養・運動・休養に留意する必要があります。

(公益財団法人〇〇医療センターHPより抜粋、一部加工)

もともと健康とは、「ただ疾病や傷害がないだけでなく、肉体的、精神的
及び社会的に完全に快適な状態にあること」とWHO憲章で定義されていますが
普通は「疾病(病気)や傷害(ケガ)がない状態」を
指していることが多いでしょう。

では、その健康を維持するためになぜ運動が良いのか?

運動とは「からだを動かすこと」で、最近では日常生活での活動(生活活動)と
スポーツなどの運動を合わせて「身体活動」と呼ばれています。

そもそも人間は動物であり、他の動物と同じように「動く仕組み」が
からだの中に備わっていますが、便利な世の中になるにつれ
運動する機会が激減、多くの人が運動不足を感じています。

運動したほうが良いということは理解をしていても、現状では
様々な理由(忙しい、暑い&寒い等)により習慣化するのが難しいとされます。

ちなみに、運動習慣のある人(30分以上、週2回以上を1年以上継続)は
20〜50代では20%程度、つまり5人に1人しかいない調査結果があります。

 

【運動しなくてはいけない2つの理由】

1.生活習慣病の予防

食べ物から摂取したエネルギーと運動により消費したエネルギーが
バランスよく保たれていることが健康のために良い状態です。

しかし食べる量は変わらず、運動を行わないと摂取が消費を上回り
使われなかったエネルギーは脂肪としてからだに蓄えられます。

この状態が繰り返されると、脂肪が必要以上に蓄積し肥満となり
それが原因となって糖尿病、高血圧、脂質異常症といった
生活習慣病になるリスクが高まります。

2.筋力やからだ機能の維持

人間は持っている機能を使わないと、驚くようなスピードで
その機能は低下していきます。

宇宙飛行士が地球に帰還した直後に支えられて歩く姿は
それを示しているとされます(異論もあります)。

例えば「歩く」という動作で使う機能。

大腿四頭筋、大腿二頭筋、前頸骨筋、下腿三頭筋といった
多くの脚の筋肉を使って、1歩また1歩、さらには
お尻や腰、背中、腕の筋肉も使用しています。

これらの全身の筋肉を使ってはじめて「歩く」ことができるのです。

また重心を移動させて前に進むためにはバランス能力
さらには長い時間動くことができる心肺機能も必要となります。


(行政によるこうした講座も盛んです)

 

【運動の具体的な効果】

1.からだ的な効果

・全身の血液循環を改善し心疾患の危険性を減らす。
・基礎代謝を向上させる⇒肥満予防につながる。
・筋力を増し他の身体活動に対する予備力が得られる。
・高齢者では老化に関連した疾病を予防または遅延させ
QOL(生活の質)向上に役立つ等など

2.精神的な効果

・家族や友人と活動を共有できる。
・気分転換やストレス解消等など

 

(続く)

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