今回使用した缶スプレーは
価格がホームセンター物の2倍、1200円くらいする自動車補修用。
色の種類が豊富で気に入った色があったのでそうしただけで
塗料の質などの特別な理由はありません。
ただ、メタリックやパール系は
さらにクリアも塗らなければなりませんので注意が必要です。
単純な平面の塗装と違い
無駄に飛んで行く塗料が多いことは事実ですが
私の経験上、1本の缶の半分程度しか塗料は使わないはずです。
また、ここまでの作業がしっかりできていれば塗装そのものは
下の3つ+1のコツを守ることで必ず綺麗に仕上がります。
コツ1
塗料が細かな霧状になって吹き出すよう缶の内圧を高めます。
具体的には40~50度の風呂程度の湯の中に缶の半分ほどを沈め
しばらく放置した後、取り出した缶を10回以上はカラカラとよ~く振ります。
缶スプレーの弱点は、こうしないと塗料を吹き出す圧力が低く
塗料の粒子がデカイまま一度にボタボタとくっ付きすぐにタレてしまうことです。
特に寒い季節はこれを繰り返しながら高い圧力を維持させます。
コツ2
サングラスから20~30cmほど離して
塗料を噴霧したまま左右の幅を振り切る程度に腕を振ります。
手首を使って同じ場所を何度も往復するチョコチョコ塗りはダメで
左右を振り切りつつ、上下に2cmくらいずつ移動する感じで塗って行きます。
振り切ることで左右の端っこで塗料が重なってタレルことがなくなりますので
Uターン時にプッシュボタンから指を放す必要はありません。
コツ3
例えば球体を塗る場合も東西南北の1方向ずつ4方向を順番に塗り
結果として“球が塗れる”感じにします。
こうすることで
各方向から噴霧される塗料を均等にすることが出来ます。
基本的に1度で塗ろうとは決して思わず
1回ごとにヘアドライヤーで乾燥させながら何度も塗り重ねて行きます。
特にイエローなどは透明度があるので地色が透けて見えてしまいますので
焦ってはイケマセン。
そして最後の仕上げは曲面に合わせて手を振って色ムラをなくします。
1色目の乾燥が中途半端な上にマスキングテープを貼ると
そこだけ艶がなくなったりしますので、ドライヤーで温風を当てて
溶剤であるシンナー分の匂いがその風に乗って来ない程度に
しっかり乾燥させてから同じ工程で2色目も塗装をします。
最後にマスキングを取り除いて
ツートンカラーになったサングラスを目にする時は結構、感動しますよ
レッド+ブラック ブルー+イエロー
コツの番外
それでも色がはみ出したりしている個所(特にフレームとの境目のレンズ等)が
あったら爪楊枝などで削って除去します。
逆に塗料が付いていない個所は
同じく妻楊枝使って先端に塗料を付けて水ぶくれのようにポチッと
塗料を置く感じにタッチアップすれば乾燥時には平らになり
ほとんど目立たなくなります。
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