保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

腐食穴に“発砲ウレタン”を注入しました。

2010年02月21日 | クルマ販売と板金修理の実録

サファリの左サイドシルの下側後方に
腐食による穴があります。

キッチリと直すには、ここは袋構造ですので
鉄板が活きている個所まで腐食部を切り取って
新たな鉄板を溶接しなければならないのですが
このために数万円かけて売値を高くするよりも
所詮、下から覗かないと見えない部分ですので
“簡易補修”として価格を抑えることにしました。

使うものはホームセンターで手に入る「発砲ウレタン」です。

これがなかなか優れものではあるのですが
不思議な、ややこしい物質で
袋構造の中に注入すると何倍にも膨張して
充満するとこうして余った分がはみ出てきます。

この方法は「直す」と言うよりもむしろ進行を抑えるためで
その効果がかなりあることは
マイカーのキャラバンバンで実証済みですが
はみ出た部分をカッターで切り取った上に
シール剤や板金パテで蓋をして、場合によっては筆塗りすると
見栄えも“それなり”に良くなります。

切り取ったものをしらばっくれてテーブルに置いておくと
口に入れてしまう方が必ずいるほど
見かけは「パン」そのものです。

同じような腐食個所が他にも3ヶ所ほどありますが
浮いている塗膜自体はまだシッカリとしていますし
袋構造はここだけですので
今回の注入はこの部分だけにしました。

ところで鉄が“錆びる”理由は
もともと自然界にある時が一番安定しているものを
人が利用しやすい、いわゆる鉄と言う不安定な状態にしてしまったから
元の安定した状態に戻ろうとする結果、と聞いています。

普段は厄介者の錆ですが、日本刀の刀鍛冶の方が
基本的には斧や鎌も同じ方法で作るらしいですが
刃と刀身の異質の鉄の結合に錆の粉をふりかけて刀を打っているのを見て
世の中で唯一、役に立っている錆を見た気がしたものです
 



 




 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 異議申し立てで知ったブログ... | トップ | キューブ2WDを出品しました。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

クルマ販売と板金修理の実録」カテゴリの最新記事