保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

「こまめな水分補給」と「適切なエアコン使用」についての?

2013年07月12日 | 世の中のあんなコト、こんな事

連日の暑さで猛暑と熱中症に関するニュースが毎日のように流れています。

これを見たり聞くにつけ、私には?が2つあります。

1つは、私の若い頃ですから40~50年ほど昔のことになるのでしょう
体育の授業にしても、ましてや体育会系の部活の練習にしても
水分は舌を湿らす程度で飲むことは一切禁じられていたのに暑さで倒れた人を
私は見たことがなかったのですが、なぜ今はこれだけ注意喚起されているにも拘らず
若者を含むこうも多くの人々が熱中症で倒れるのでしょうか。

当時は「水を飲むと却って疲れる」とか「根性が付かない」とか厳しく言われ
終わった後で蛇口に口を付けて水道水をがぶ飲みすることを楽しみに
舌が口の内部の粘膜に張りつくような乾きを必死に我慢したものです。

真夏でも陸(おか)に上がるのは昼食時のみ、あとは一日中
海の上で塩風と照りつける陽の光に晒され続けた大学時代のヨット部在籍中でさえ
誰一人として飲み物など持っていなかったのです。

しかし、これが誤った指導法に基づく危険な行為だったということはただの一度も聞いたことがなく
まさか平均気温が数℃低かった当時はこれが正解だったわけではないとは思うのですが。

また、その頃は日射病とか熱射病と呼ばれたはずですが、暑さで倒れる程度では
ニュースにならない時代だったと言われればそれまでですが…。

「こまめに水分補給し、それも水分だけでなく塩分も同時に採るように」

ペットボトルを脇にしたスポーツ選手を含めて、いつの頃からこれが常識になったのか
もちろん、ある時代に単に私が聞き逃しただけかもしれませんが
その真逆への変化に気付かないまま連日のようにTVのキャスターが
そう訴えかける時代になっているのです。

もしかしたら私のように、若い頃に叩きこまれたこの戦時中の名残りと思える“根性論”を
未だ気持ちの奥に引きずったまま暮らす人々が、特に高齢者にはいるとも限らず
よい機会なのですから改めて、昔の間違いは間違いとして明確に否定して欲しいものです。

そしてもう一つ、生まれてこのかた、断片的な一時期を除いたら
エアコンのある生活をしたことがなく、もちろん今でも我家の電気の基本契約は30Aで
それで充分な生活をしているため、熱中症対策として謳われる
「適切なエアコン使用」とはどんな使用方法なのか具体的な姿が浮かんで来ないことです。

一方では“節電”がライフパターンの基本として浸透しています。

「適切な」が「スイッチを頻繁に切りなさい」ではなく、「温度設定を高める」とか
「就寝の際のタイマーの使い方」などを指しているようではあるのですが
「できるだけエアコンを使わない」と取られる節電との使い分けがいま一つはっきり掴めません

節電は直接自分の命に関わらないのですから
せめて“長くて暑いキビシイ夏”と予想されている今年は
国難とはされていてもここは節電を一旦忘れて、自らの身体への負担を強いる暑さ対策のため
心おきなくエアコンを使いましょう、と勧めた方が、特に器械に疎いお年寄りには理解し易く
結果、緊急搬送も今より減るのでは、と思えてならないのは私だけでしょうか…。

 

 

コメント
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