
JR北海道の駅名に「~内」「~別」「~幌」「~ぷ」が付く割合が多いです。いずれも先住民のアイヌ語から来ており、現在も引き継がれています。

問寒別駅全景。次の駅、歌内駅に向かいます。

問寒別駅は市街地を形成しているため、廃駅にすることができない理由はそこにありました。駅前に住宅があって、線路。普通列車は素通りするわけではなく、まめに停車。

これが歌内駅なんですかっ!?問寒別駅は天塩郡幌延町、ここからは中川郡中川町。

JR北海道がこの駅を存続させるのは困難とし、廃駅にしたいと中川町に提案したところ、町の負担で存続。いつまで続けられるか住民と話し合いで決定されるそうです。


歌内駅を愛するマニアの方が駅ノートの運営。「当駅廃止まで有効」なんてとんでもない。永久に駅を存続させて欲しい。

ホームからみた駅舎。

大正時代に開業した頃は木造の立派な駅舎が建っていたに違いない。雄信内(おのっぷない)駅も大正時代の建築物、まわりが廃屋だらけになっても、木造駅舎がしっかりと構えています。
「歌内」の文字を見ると、歌志内線という廃線があった。歌志内もこの付近?と調べてみたら、滝川駅周辺。道民でなければ、滝川ってどのあたりなのか説明が難しいかも知れませんが、わかりやすく言えば、札幌と旭川の真ん中あたり。歌内から歌志内までおよそ230キロも離れているんです。日本地図を見ても、目の錯覚なのか、北海道が小さく見えるんですけど、北海道の尺度をそのまま本州に重ねてみると、とてつもなくひろ~いとわかります。
歌志内市も国鉄時代は砂川から炭坑の街として栄えていた歌志内駅まで歌志内線もありましたが、廃坑になってから人口がかなり減少。鉄道として存続するのは困難になり、JR北海道発足後の1年後廃線。歌志内市の人口も炭鉱が最も栄えていた1950(昭和25)年頃はおよそ4万人。現在は3千人なので、日本一人口の少ない「市」となっています。日本一人口の少ない自治体は東京都青ヶ島村、人口の少ない市は北海道歌志内市。