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まだまだ根室市内

2017-09-08 00:02:51 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 東根室を出て・・・次は西和田駅。その間に駅を利用する人がとっても少なくて維持代がかかるからと、廃止になってしまった駅があるんです。根室から釧路までの路線をJR花咲線という愛称だというのに、花咲駅を廃止してしまう、おかしな現象ですが・・・。
 1日平均の乗車人員は、1954年(昭和29年)度には274.2人あったが、廃止直前の数年間はほぼゼロ。駅としての維持代がかかるので、ゼロに近い駅を次々と廃止に追いやられています。例外なのは、日本一秘境駅の小幌駅。地元の自治体、豊浦町が廃駅にするのは待った!をかけ、維持代は町負担として1年ごと協議し、存続。豊浦町が見捨てたら、小幌駅はなくなってしまいます。もう1つの秘境駅、物置が待合室のトレードマークの糠南駅(稚内に向かう宗谷本線)も地元の幌延町が維持代を負担。待合室として使われているヨド物置(株式会社淀川製鋼所(ヨドコウ))の扉が壊れているのに、社長様がテレビでご覧になり、この状態のまま放置すると社の名折れであると、すぐに社員を派遣・現地確認し、何度か採寸等のため糠南駅を訪問。無償できれいに改修してくださった経緯もあります。

 花咲駅は残念ながら廃止してしまいましたが、幌延町の「糠南(ぬかなん)駅」。小幌駅も有名ですが、糠南駅もどうか皆さま、覚えていただきますように・・・。
 幌延駅のみどりの窓口で「糠南 ←→ 雄信内」の定期券を購入すると、定期による利用者がいるとカウントされ、廃駅は免れそうです。あるいは長万部(おしゃまんべ)の窓口で「小幌 ←→ 静狩」の定期券も然り・・。私がこういう定期券を半年ごと購入し、JR北海道に寄付すべきですが・・・(笑)マルス端末が置かれている駅は全国どこでも発券はできるはずですが、極端に遠いところだと駅員さんの裁量によります。根室駅で東京山手線を発着する磁気定期券も発券可能。裏面の磁気に区間や期限などもちゃんと情報をコーティング。しかし、定期券を落とされ、運よく拾った人が最寄りの駅に届け出ると、持ち主の連絡先を調べるため申込書を控えている根室駅に連絡が入るかも・・・。

 キハ54 518は釧網本線向けなのかな??ハイカラな座席のデザインは「鶴」「ふくろう」になっています。(調べたら、518も、花咲線向けでした。「鶴」は釧路を表現し、「灯台」は根室の納沙布かな。「ふくろう」は何だろう??)

 西和田駅。なーにもない秘境駅かと思ったら、奥に新しい住宅が見えます。

 道東のフキは、かなりでかい。標津空港から根室に向かう途中の道路沿いでも、でかいフキ。そんなにでかいと、急な雨が降ったときにフキを傘代わりに使えるな~と思ったほど。

 西和田駅は貨物列車の車掌車を改造した「ダルマ」駅舎。花咲駅も似たような駅舎でしたが、廃駅後は近くの牧場が鉄道用地として土地を貸し出したということもあり、駅舎を記念として牧場の敷地内に移転されたようです。
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