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東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

JR花咲線、ずーっと休憩なしです

2017-09-25 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 糸魚沢駅。読みは「いといざわ」。新潟県の糸魚川駅は北陸新幹線も停まり、2016年12月22日に発生した北口の大規模火災が起きたことも記憶に新しい。字が似ていても、北海道は「沢」、新潟は「川」。
 事前リサーチで糸魚沢駅は貫禄のある木造駅舎だと知っていましたが・・・

 このような駅舎のはず。(画像はウィキペディアから借用)

 ところが・・・今はこの駅舎になっています!!古き良き時代の駅舎のほうがよかったのに、何でこのような姿に変わったんでしょうか。旧駅舎は大正8(1919)年建立、昔は駅員さんがたくさん駐在していたのであろう大きな駅舎。100年近く経っていて、あちこち補修するよりもこのような駅舎に建て替えたほうが安上がり、という理由なんでしょうか・・・?(今の駅舎は2015(平成27)年1月29日から)

 次は、JR花咲線の中で数少ない、有人駅のひとつ、厚岸(あっけし)駅。根室駅を出るとずーっと無人駅が続き、ここに来て、やっと「みどりの窓口」のある駅です。距離は、なんと88.8キロ!!ずーっと無人駅が続き、沿線の方が列車の予約をしたいときは「えきねっと」会員に登録したほうが1番便利です。乗車前にみどりの窓口で予約した切符と引き換えることも可能です。「えきねっと」はもともとJR東日本のみのシステムでしたが、2016年3月26日に北海道新幹線開通。「えきねっと」は新幹線停車駅と、函館周辺の駅でしか購入できませんでしたが、北海道独特の列車予約システムを廃止し、JR東日本の「えきねっと」と統合を図ったのは平成29年2月1日から。えきねっとのトップページにJR東日本とJR北海道、グリーンとイエローグリーンのJRロゴマークを2つ入れるべきなのに、東日本だけ。
 JR西日本のe5489も、四国と一緒(JR四国島内の特急はe5489の恩恵を受けられ、指定席でも自由席と同額)なのに、JRロゴマークはブルー1つだけ。最初にシステムを作ったのは我らだ、あとから一緒になったJRマークは除外すると誇示しなくても・・・。
 厚岸駅に戻りますが・・・駅舎とホームの間に線路跡が見えますね。使われなくなったからと1番線釧路方面は跨線橋を使わなくても改札口と直結。

 2番線根室方面は跨線橋を使わなければならない。昔は駅構内に留置線が何本も置かれてあったようです。昔の根室駅も、駅舎ホームの向かいに何本かの留置線。鉄道の利用者が減少、そして貨物の輸送方法がトラックに移行したからと撤去は仕方がないですが・・・。

 花咲線の中で比較的大きな厚岸駅は休憩のため、しばらく停車するかもと時刻表を確認するが・・・わずか45秒の停車時間。運転士さん、根室からずーっと、ぶっ通しだけど、大丈夫ですかい!?時刻表をながめてみると、どこかで休憩タイム、というところが全く入っていない。お手洗いはどうするんですかねぇ・・。

 次は門静駅でーす!!

 ここでも新しい駅舎に生まれ変わっていますね・・・。次の駅は、日本一熱くなっている「小幌」の1字違いです。コボロとオボロ。このさきもずーっと収録しているので、旅行記が終わるのは来年か!?

ここからやっと釧路総合振興局

2017-09-22 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅

 根室市から抜けて、厚岸(あっけし)郡浜中町に入りました。姉別駅。

 駅の後ろに民家が疎ら見えるので、秘境駅ではなさそうです。

 浜中町は「ルパン三世」の原作者加藤一彦氏の生まれ故郷なので、駅舎の窓ガラスにルパン三世のイラストが描かれています。JR花咲線に「ルパン三世」ラッピングトレインのキハ54 522が1両活躍しています。2012(平成24)年から3年の予定でしたが、運が良ければ見られます。(私が乗ったのは518なので、残念ながらルパン三世ラッピングトレインではなかった)

 次は浜中。

 風景は原野ばかり続き・・・

 浜中駅に到着。ここでもルパン三世がいました。

 次は茶内駅です。

 さっきから新しい駅舎にがっかりしていましたが、これは古い!!古き良き時代の北海道らしい駅舎。取り壊さず、いつまでも存続できますように~!!
 貴重な根室行きの汽車と交換。茶内 9時35分 → 根室10時48分着 11時00分発の快速はなさき号として釧路へ帰りますが・・・運転士さんは同じ運転士ではなく、1本前の8時1分着の運転士さんに交代。ということは3時間も休憩タイム。勤務時間は5時00分からで釧路発5時35分発の汽車に乗務。11時発の快速で12時12分釧路到着でその日の勤務終了でちょうど7時間。5時台の汽車を乗務する日は朝4時に起きなければならず、特に冬の間は大変かも・・・。ちなみに冬季は根室を5時31分に出発するため、エンジンは切らずアイドリング状態にして車内室温を常夏モードにしているそうです。

 あれからも2ヶ月。最近、日の入りが早くなってしまいました。

 7月22日の日の出 日の入
  根室 3時57分/18時51分 
  千葉 4時40分/18時52分
  那覇 5時50分/19時22分
 小笠原 4時50分/18時25分

 9月22日の日の出 日の入 
  根室 5時04分/17時16分
  千葉 5時27分/17時37分
  那覇 6時18分/18時26分
 小笠原 5時20分/17時28分
 
 1月 1日の日の出 日の入
  根室 6時50分/15時52分
  千葉 6時49分/16時37分
  那覇 7時17分/17時49分
 小笠原 6時21分/16時49分 ←冬の間だけ小笠原のほうが日の出が早い。

ついに・・・根室市内最西端の駅に

2017-09-19 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅

 根室市内から出たくないとただをこねていましたが、時間の経過とともに過ぎてしまうのは仕方がないです。ついに根室市内最西端の駅に来てしまいました。厚床(あっとこ)駅。根室から44.9キロもあるのに、まだ市内です。
 ずっと先に「厚岸」(あっけし)という駅があり、「厚床」と「厚岸」似たような字なんですが、後者のほうは釧路発最終列車の終点。23時03分で運転打ち切り。昔は0時18分根室着という、宵っ張りなダイヤもありました。
 
 2016年3月ダイヤ改正前の時刻表

 到着  -   8:13 10:49   -   13:22 16:00 18:49 21:43 0:18
 出発 5:57 8:22  11:08 11:45 13:32 16:10 19:00 22:05  -
  (全便 釧路-根室)

 5時57分発の汽車に乗って、釧路でスーパーおおぞらに乗りかえれば札幌にお昼頃到着。5時間くらいの滞在で日帰りで旅行することは可能でしたが・・・今はもう日帰りでは難しくなっています。北海道新幹線開通に伴う、地方減便や切り捨ての影響が道内あちこち出ています。特に札沼線の末端区間、浦臼から新十津川まで1日3本あったのに、今は朝の1本のみ。
 特に最終便は、両端とも22時台に出発し、日付が変わる0時を跨いで交換するかように両端に到着していたのに、今はもう無くなっています。

 ここはかつて、標津線への分岐駅でした。根室標津空港から根室市内行きのバスも旧標津線に沿うように走り、厚床駅には必ず止まります。

 ずっと昔、青春18きっぷのポスターになっていたところですね・・・。
 向かい側の2番線はもうすっかり使われなくなったのか、草でぼうぼう生い茂っています。

 惜しまれながら・・・これで根室振興局管内から離れます。およそ2ヶ月かけて市内から脱出。

根室市内からまだ出なくないです・・・

2017-09-16 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 根室を旅したのはおよそ2ヶ月前です。今もまだ根室市内。自分の気に入った場所はかなり長期連載。近所のスーパーでも、根室の文字が入った牛乳は常時置いているわけではなく、たまたま入荷したらゲット!!空港周辺の中標津(なかしべつ)町は牛乳の街、居酒屋でも最初の乾杯するときはかならず「牛乳で乾杯」という条例も付くほどだから・・・。

 落石駅がきれいだな~と思いましたが・・・近くの根室市立落石中学校の生徒たちが家庭科授業の一環として、待合室をお掃除、しかも美術作品を展示していることからJR花咲線会長から生徒にご当地入場券を贈呈したというニュースもありました。1日6本しか停まらない無人駅を大切にしようとする気持ちは嬉しいですね~!

 次は、別当賀(べっとが)駅。今は無き「花咲駅」と同じく貨物列車の車掌車を待合室に改造された、ダルマ駅舎です。
 たぶん、車輪を取り除かれ、本体だけ置かれている風景をダルマを連想しているのか、いつの間にかファンの間では「ダルマ駅舎」と呼ばれるようになりました。

 次は・・・初田牛(はったうし)駅。ここでもまだまだ根室市内です。地面はコンクリートを施されておらず、砂利に衝撃的な風景。落石駅は大正9年開業当時からそのままの駅だけど、ここは新しくなっていますね・・・。調べたら、もともとは有人駅の古い駅舎があったが、早くも昭和46年に無人駅化され、昭和50年代に現在のプレハブ駅舎に建て替えたとのこと。

 次は厚床(あっとこ)駅。根室市内と根室振興局(旧根室支庁)はここまで。次の駅からは釧路総合振興局(旧釧路支庁)に入ります。まだまだここから出たくないので、次の記事は厚床駅。北海道はとても雄大な土地、14支庁あるということは知っていましたが・・・2009(平成21)年に14支庁を9総合振興局と5振興局に再編している。支庁のままでわかりやすかったのに、何で振興局というネーミングに!?
 道庁のある札幌市は言わずと知れた「石狩」だけど・・今は石狩振興局なんです。
 ちなみに東京都の支庁は北海道みたいに再編することはなく、伊豆大島から神津島までは「大島支庁」、三宅島・御蔵島は「三宅支庁」、八丈島と青ヶ島は「八丈支庁」、小笠原諸島は「小笠原支庁」。マヨネーズを連想してしまいそうなベヨネース列岩・鳥島・さらに南の孀婦岩は所有する市町村を定めていないため、これらをまとめて「八丈支庁」。孀婦岩を過ぎると、「小笠原支庁」。

もう2ヶ月なのに、まだまだ根室市内

2017-09-13 00:39:56 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 山手線は11両編成で待たず数分おきに来る。1両当たりの座席数は7名掛けが6か所=42名、優先席8×2=16名で合わせると58名。(この数字は自分の憶測なので、正確ではありません)日本一超ミニ自治体の青ヶ島村の村民全員、山手線に乗るとしたら、およそ170名なので、先頭から席を埋めていくと3両目までは全員埋まり、4両目に出たところで全員揃う。5両目から11両目までは誰もいなくなってしまうほど、日本一人口が少ないところです。
 JR花咲線のキハ54は2人掛けが8か所×2列なので、32名。ロングシートは10名で合わせると42名。(これも正確に数えたわけではないですが・・)私が乗ったときは、2人掛けに1人ずつ座るほど、かなり余裕あり。8時22分発を乗り逃がすと、次は11時っ!!
 西和田を出ると、次は・・・

 昆布盛(こんぶもり)駅。函館本線のニセコ周辺でも「昆布」という駅がある。でも、こちらの駅はアイヌ語の「コンプ・モイ(コンブのとれる湾)」に由来。

 海岸沿いから離れたところで鬱蒼と茂った立地ですが・・・ここから太平洋まではわずか3、400m。

 ここでも秘境駅じゃないですかね・・・?

 次は、落石(おちいし)駅です。青ヶ島でも、道に落石(らくせき)があるのは日常茶飯事。しかも、この日は朝早くから濃霧。なんだか、つながりが深そう。

 立派な駅舎がある、ということは昔は有人駅!?まだまだ根室市内の旅は続きます。

まだまだ根室市内

2017-09-08 00:02:51 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 東根室を出て・・・次は西和田駅。その間に駅を利用する人がとっても少なくて維持代がかかるからと、廃止になってしまった駅があるんです。根室から釧路までの路線をJR花咲線という愛称だというのに、花咲駅を廃止してしまう、おかしな現象ですが・・・。
 1日平均の乗車人員は、1954年(昭和29年)度には274.2人あったが、廃止直前の数年間はほぼゼロ。駅としての維持代がかかるので、ゼロに近い駅を次々と廃止に追いやられています。例外なのは、日本一秘境駅の小幌駅。地元の自治体、豊浦町が廃駅にするのは待った!をかけ、維持代は町負担として1年ごと協議し、存続。豊浦町が見捨てたら、小幌駅はなくなってしまいます。もう1つの秘境駅、物置が待合室のトレードマークの糠南駅(稚内に向かう宗谷本線)も地元の幌延町が維持代を負担。待合室として使われているヨド物置(株式会社淀川製鋼所(ヨドコウ))の扉が壊れているのに、社長様がテレビでご覧になり、この状態のまま放置すると社の名折れであると、すぐに社員を派遣・現地確認し、何度か採寸等のため糠南駅を訪問。無償できれいに改修してくださった経緯もあります。

 花咲駅は残念ながら廃止してしまいましたが、幌延町の「糠南(ぬかなん)駅」。小幌駅も有名ですが、糠南駅もどうか皆さま、覚えていただきますように・・・。
 幌延駅のみどりの窓口で「糠南 ←→ 雄信内」の定期券を購入すると、定期による利用者がいるとカウントされ、廃駅は免れそうです。あるいは長万部(おしゃまんべ)の窓口で「小幌 ←→ 静狩」の定期券も然り・・。私がこういう定期券を半年ごと購入し、JR北海道に寄付すべきですが・・・(笑)マルス端末が置かれている駅は全国どこでも発券はできるはずですが、極端に遠いところだと駅員さんの裁量によります。根室駅で東京山手線を発着する磁気定期券も発券可能。裏面の磁気に区間や期限などもちゃんと情報をコーティング。しかし、定期券を落とされ、運よく拾った人が最寄りの駅に届け出ると、持ち主の連絡先を調べるため申込書を控えている根室駅に連絡が入るかも・・・。

 キハ54 518は釧網本線向けなのかな??ハイカラな座席のデザインは「鶴」「ふくろう」になっています。(調べたら、518も、花咲線向けでした。「鶴」は釧路を表現し、「灯台」は根室の納沙布かな。「ふくろう」は何だろう??)

 西和田駅。なーにもない秘境駅かと思ったら、奥に新しい住宅が見えます。

 道東のフキは、かなりでかい。標津空港から根室に向かう途中の道路沿いでも、でかいフキ。そんなにでかいと、急な雨が降ったときにフキを傘代わりに使えるな~と思ったほど。

 西和田駅は貨物列車の車掌車を改造した「ダルマ」駅舎。花咲駅も似たような駅舎でしたが、廃駅後は近くの牧場が鉄道用地として土地を貸し出したということもあり、駅舎を記念として牧場の敷地内に移転されたようです。

8時22分、根室駅出発っ!

2017-09-02 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅

 さすがにニッポンの鉄道。私が使っているのは電波時計。あんまり狂わないJR東海の腕時計を持っているけれど、ここは北海道。オレンジ色のロゴマークだと他社になるので、さすがに似合わず。萌黄色のロゴマークが付く腕時計って出回っていないだろうな、たぶん。
 運転士さんの時計はセイコー製品の鉄道時計。クオーツ式だけど、乗務前に秒まで時間を合わせているので、8時22分00秒きっかり発車。
 あいにく、この日は濃霧の世界。残念。辛うじて前方付近だけ見える状態です。
 始発からの乗客は・・・さっと数えたところ、私も含め、7名。ワンボックス座席に1人ずつの配置。高校生3名、鉄道ファン2名、地元の方2名。同業者?と思えたのは、カメラを構えていて、時折撮影していたので、たぶん、私と同じく旅行者でしょう。
 東根室駅ホームは板張りだけど、支えているのは、なんと、使われなくなった線路なんです。昨日はじっくりと東根室駅を観察させていただきましたので、この映像だけでも満足かな。
 まだまだ根室市街地なので、住宅らしきものがたくさん連なっています。移住するなら、青ヶ島と東根室、どっち?と聞かれても、本当に迷います。根室の冬季はしばれる(激しい冷え込み)ので寒がりの私は苦手。青ヶ島も台風接近時だとなかなか船が来ない。台風養生も大変・・・。天秤にかけても、どちらに傾くことはなく水平かな~??

最東端の有人駅・根室駅をパパラッチ(その5)

2017-08-30 00:51:31 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅

 自分のお気に入りの場所はなかなか離れず、何度も記事にアップしてしまいます。8月30日になっても、まだまだ根室から出ておりません・・(笑)。
 我が家の牛乳はこのブランドに決まり!!いつも買い物に行っている父の話では、千葉の牛乳は沢山あっていつでも買えるが、この牛乳は出たり出なかったり・・・。入荷されたとしても、2本か3本。出たら買うことにしているが・・・とのこと。需要があるからこそ、入荷し続けるでしょう・・・。

 以前までは「日本最東端の駅」だったけど、最東端の駅は東根室だ!!と激しい突っ込みや批判が相次いでいたため、有人の駅に取り替えたそうです。最西端は長崎県の佐世保駅。厳密に言うと、第三セクターに転換された松浦鉄道(もともとはJR九州・松浦線)の「たびら平戸口」駅。(JR時代は「平戸口駅」)現在はJRではなくなったため、佐世保駅がJR最西端の有人駅。
 
 根 室 → 佐 世 保
  経由:根室線・石勝・植苗・函館線・新函館・新幹線・新青森・新幹線・東京・新幹線・博多・新幹線・鹿児島線・長崎線・佐世保線
  
 距離は2851.1キロ  ¥27,080

 根室を朝5時31分発に乗って、頑張って西、西、西へ・・・進んでも姫路までが限界。新函館16:17 → 東京20:32のはやぶさ30号、東京発20:50ののぞみ135号で姫路に着くのは23:55。根室から鉄路でその日に行けるところは姫路まで。
 翌朝一番列車の「みずほ601号」で西鹿児島いや、間違えた鹿児島中央行きで博多。長崎行きの特急「かもめ」で肥前山口下車。佐世保線に乗りかえると11時08分には到着できる。
 枕崎もみずほ601号は速いから、9時46分に鹿児島中央。19分後の10時5分枕崎行きに接続可能。根室を5時31分に出て、翌日の12時52分は、もう枕崎。

 この日は青ヶ島の濃霧をここに持ち込んだのか、濃霧の世界。残念・・・。
 うっすらと車両止めが見えますが、実はレールが最東端に達したところで西にカーブ。方角からにすると、釧路方面になります。車両止めの看板は「根室本線終点」。泊まったホテルからでも行けるんですが・・・雨が気になりスルーしてしまった。
 西に曲がっている理由は、大正時代に根室まで延伸工事。グーグルマップを見ていると、途中で大きな温根沼があります。当時、沼の上に鉄橋をかける技術は難しいらしく、沼のふちに沿うように敷設。市街地の開けているところへカーブ、ってことかな。
 東根室駅の開業は1961(昭和36)年9月1日なので、あとからできた駅、ということになります。
 根室から納沙布方面への根室拓殖鉄道がまだ現役だったころは歯舞(はぼまい)駅が最東端。しかし、1959年に廃止。根室駅が最東端だったけれど、その2年後、東根室駅が開業しているので、最東端の座は東根室に譲ったという歴史はあります。

 ここから見れば、釧路方面ではなく、納沙布方面。しばらく東に進んで東根室で西に向かってしまいます。

 納沙布岬は昨日行ったんですが・・・濃霧がすごかった。残念。

 最東端なので、日本一日の出の時刻が早いわけなんです。っていうか、この看板って2001年のものじゃないですかね!?

 ホーロの縦駅名票。最東端でも小幌駅も「サッポロビール」の広告入り。

 目的地を「佐世保」や「枕崎」までにしたいんですが・・・とりあえず、帰宅するための切符です。


 昭和61(1986)年製造なので、民営化される1年前に製造。その頃は国鉄が解体され、新会社に引き継ぐという話が出ているので、国民の税金で賄えるのは今のうち!と国鉄の形見として新会社が困らないように製造されたっぽい。キハ54 500番台は寒冷地の北海道向け、0番台は温暖地の四国向けに製造。

最東端の有人駅・根室駅をパパラッチ(その4)

2017-08-26 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 今まで書いた記事の中で間違いがあったこと。

 1.運転士さんは、到着してすぐ折り返さないで1本見送り。次発が担当乗務。
 2.根室駅における改・集札以外鎖錠の理由は、雪による駅構内で滑って転落事故防止・・・ではなく、つかつかとホームに入る旅行者がトラブルを起こしたため、だそうです。

 毎日根室駅&東根室駅を定点撮影し、JR花咲線に利用者がいることを宣伝する地元の方からの情報でした。JR北海道は輸送密度2000人/キロ以下の区間を「単独では維持困難」と位置づけられています。
 JR花咲線は名寄以北の宗谷本線とともに500人/キロ未満なので、切り捨てる対象にしたいそうです。どちらも切り捨てるとしたら、最北端、最東端の鉄道が中途半端になってしまう。稚内や根室の存続はどうしても必要なことです。

 1.については初耳でした!135.4キロもあるのでわずかな休憩タイムで折り返す、となるとかなり体力的にきつい。数時間も空きがあるけれど、しばらく休憩して、集中力をつけたほうが大切。

 2.最東端の有人駅に興奮する気持ちは理解できますが、羽目を外すようなことをしては・・・ダメですな~!ルールはルールに従って、フェアプレーを!!


 1番拝みたがった、駅名票。

 この駅名票も、旧駅舎時代の2008(平成20)年のもの。

 あれからもう・・・9年経つんですかね。早いな~。スーパーおおぞら号を釧路止まりにするのではなく、特急料金を徴収しない快速として根室まで延長できれば。釧路以東も引き続き、グリーンに乗るときは快速指定席グリーン料金を加算する方法もある。釧路で列車番号が変わるので、同じ列車でも料金関係は分割できるはず・・・だと思います。

 釧路を朝5時35分の汽車が8時01分根室に到着。そのまま8時22分折り返すわけですが・・・運転士さんは交替し、11時発釧路行き「快速はなさき」号として乗務。

 この日・・・明け方にすごい大雨でも降ったんでしょうか。ホームまでも水浸し・・・。その5に続く。

最東端の有人駅・根室駅をパパラッチ(その3)

2017-08-24 00:13:43 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 夏の甲子園、花咲徳栄高校が日本一を果たせました。「花咲徳栄高校」は数年前から強豪校となりました。初めて校名を聞いたとき、北海道最東端だというのに勝ち進むのはすごいな~と感動してしまったのは確か。滝川から根室までの根室本線のうち、釧路から根室までの路線名を「JR花咲線」という愛称もあるし、今はなき花咲駅もあることから、根釧地区と連想してしまった方も多いのでは・・・。
 花咲徳栄(埼玉県)の字幕を見て、今まで北海道かと思っていたけど、埼玉県だったのか!と。(笑)
 甲子園の優勝旗が津軽海峡を越えたのは、2004(平成16)年のこと。ネットで調べたら、苫小牧高校と出ているので、田中君の功績?と思ったら違うようです・・。
 ちなみに苫小牧の地名を手話にすると、どのような表現をするか確認したところ、鼻をかむ動作をして、工場という表現で「とまこまい」。王子製紙工場があることで有名です。今回の北海道旅で覚えた手話地名は「根室」「釧路」「富良野」「苫小牧」。
 青ヶ島も、「青」、指文字の「ガ」に「島」の表現をするが、読み取った人は「アオシマ」と勘違いし、中国のチンタオ(チンタオと言って漢字は青島)なんですねと返される。「あの・・・中国じゃなくて、あお・が・しま」。八丈島(「八」に「丈」の筆跡をなぞるように表現して「島」)の南にある、小さな島だと説明しても「そんな島あったっけ~」・・・・。

 えきねっとで予約した内容の切符を根室駅で発券し、あとは8時22分の汽車に乗るだけ。ホームから見える風景を撮影したいので、早く改札に入りたい。
 駅員さんの簡単な身振りで(お待ちください)、(両手で10)。「しばらくお待ちください。発車10分前に改札いたします」という意味になるので、改札口の前で少し待ち。
 本州と少し違うのは、JR北海道の自動改札機のない有人駅は、発車10分前に改札。「改・集札時間外鎖錠中」。
 北海道は豪雪地帯の為、早くホームに入って、滑って転落するなど事故を防ぐ措置かと思う。発車10分前になって改札して、乗客の動きに駅員さんの目がしっかり行き届く、というのが私の憶測。

 8時01分到着の運転士さんが駅事務室でしばらく休憩し、乗務。釧路を5時35分に発車する「快速はなさき」号が8時01分に根室に到着して、同じ運転士さんが8時22分発釧路行きに乗務。
 
 釧路に着くには10時45分。勤務時間は5時から11時までのおよそ6時間。これを同じ人が毎日・・・というわけではないけど、輪番で乗務していると思います。JR花咲線の始発はどちらも朝早い。根室発5時31分、釧路発5時35分。今の季節なら、しばれることはないけど、厳冬期は大変だろうな、きっと。(しばれる=北海道方言で凍えるという意味)
 根室 → 【区】東京都区内 の乗車券を提示し、スタンパーで入鋏済。その4に続く。根室駅を語るだけで長編か!?

最東端の有人駅・根室駅をパパラッチ(その2)

2017-08-22 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅

 7月22日、土曜日。もう1ヶ月前なのに、まるで昨日のように思い出されます。最東端の有人駅、根室駅の売上に協力すべく、えきねっとで予約したものを全部発券して欲しいとリクエスト。
 JR北海道における「えきねっと」サービスが始まったのは去年(2016)年12月1日から。それまでは道内の列車と本州方面の寝台車、東北新幹線のみ取り扱うJR北海道の列車予約システムはありましたが、予約システムに関わる投資は取りやめにして、全国どこでも列車の予約が可能なJR東日本のシステムを北海道に拡張することにより、利便性を図ろうとしたところが素晴らしい英断。
 東日本のえきねっとで予約して、発券箇所は北海道だとしても、東日本発券を意味する(2- )ではなく、発券会社で発券されるので、その会社の収入になる。

 東日本のえきねっとで予約して、西日本のMV機でテスト発券した時は西日本の(4-タ)で印字されるので、西日本の発行となる。豊富から徳満って北海道、宗谷本線の駅。えきねっとは変な駅から変な駅まで自由自在に買えるのに、JR西日本のe5489は営業規則第20条に則り、駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する。となっているが、えきねっとは東日本のシステムなので、西日本の駅でも極端な駅を発駅とする切符でも買えてしまいます。
 西日本のe5489で予約して東日本で発券すると、西日本発行の(4- )。要はJR東日本は他社に寛容ってことになります。

 お客様への宣言
 真心を込めた接客
 切符一枚に責任を持ちます。
 トリプルチェック!!!

  チェック1 入力画面の確認
  チェック2 発券した券片の確認
  チェック3 お客様との相互確認

 だけど、えきねっと予約は自分で希望する列車を選んで、座席の位置までもパソコンの画面を見ながら指定しているので、チェック1、チェック2は省略して、チェック3。
 発券した切符を並べ、
 「この切符で間違いはないか、お確かめください」
 「はい、間違いないです」

 気になるものを見っけ!!過去の遺産となっているものが窓口に堂々と置かれているんじゃないですかね!!「日付はよいか。」とダッチングマシンにテプラで貼られている徹底っぷりに感銘。
 郵便局の通信日付印も公印のひとつなので、間違えた日付で押印することは絶対に許されない。硬券に入れる日付も、この日の日付でなければならない。マルス端末はオンライン回線なので、特に日付の設定をしなくても自動的にその日の日付で印字されるが、硬券は人の手で更埴しなければならない。
 「あの・・・硬券って売っていますか?」と聞いてみました。
 「はい、当駅と東根室駅の入場券、発売しております」
 「じゃあ、2枚ずつください」
 「ありがとうございますっ!!」

 ダッシングマシンにスライドし、カチャッ!!スライドするのに簡単そうに見えても、実はコツがいる。この駅員さんは慣れた手つきで処理。

 平成29年になっても、昔ながらの硬券なんて、今でも生き残りはJR北海道だけなんですね。
 ダッシングマシン風の日付スタンプを自宅と職場に2つ持っていて、職場での押印頻度はあまりなくなりましたが、紙文書で回覧するときにダッシングマシン風の日付スタンプで回覧開始日の欄に押しているけれど・・・変わっている日付のフォントに「それって、昔の切符のヤツでしょ?」と言われたこと皆無。みーんな非鉄なのかな?

 上は硬券に刻印した日付、下は本日の日付。自宅に本物のダッシングマシンを持っていなくても、ゴム印の回転スタンプなんですっ!!

リアルタイムで根室の情報を発信し続けるサイト

2017-08-20 20:14:28 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 なぜか日本最東端の根室を気に入ってしまい、毎日リアルタイムで根室駅と東根室駅の情報を発信し続けるブログを「お気に入り」に登録してしまいました。
 ご当地入場券を紹介したところ、オーナーさんから感謝のコメントが寄せられました。こちらこそ、情報を発信してくださるので、本当にありがとうございますっ!!引用したときのURLを貼り忘れてしまったので、ここで改めて・・・

 ・夢空間☆花咲線の会『♂茉莉花†日誌』~道東ねむろ

 このブログのすごいところは、毎日、根室駅と東根室駅の様子が見られます。本州ではまだ夏休みなんですが、北海道の夏休みは短い。もう学校が始まっているんですね。その代わり、冬休みは長いそうです。

 ・小幌駅ノート

 このホームページのすごいところは、札幌に住んでいながら、月に数回は小幌駅に行ってご自身の設置した小幌駅ノートや、超大型硬券入場券のメンテナンス。周辺に散らかっているゴミの片づけなどなど・・・。水瀬雅美さんと豊浦町役場の小幌駅コーナーなどで本名があがっていますが、最初はあの日本一秘境駅のコボロを愛しているなんて女性はありえない、男性でも「正美」「政美」という方もいるので、男性だと決めつけてしまいましたが、ホームページの文章を見ていると女性っぽいニュアンス。もしかしたら、「おねえ」なのかも知れない?男性か女性か・・・うやむやにしていたら、某雑誌に女性の方と記載。しかも雑誌に乗っていた小幌駅をバックに立っていたモデルと同じくらいだそうです。若い方なんですね。小幌駅が有名になる前からずーっと前からノートを管理されています。どういう経緯であの誰も寄せ付かない小幌駅をメンテナンスするようになったか知りたいですね・・・。
 豊浦町役場の小幌駅コーナーをさっき行ってみたら、
 
 小幌駅で観光客実態調査を実施します
 平成29年8月10日(木)
 豊浦町では、観光戦略の策定に向けて、町内観光施設等において、観光客実態調査を実施しています。
 小幌駅においても、次の期間中、構内にモニターカメラを設置し、入込客数を把握することとしております。
 なお、本調査により入手した映像データは統計分析のために利用することとしており、目的外以外の利用はありません。
【実施期間】
第一期  平成29年8月18日~平成29年8月31日
第二期  平成29年9月15日~平成29年9月30日

 うわー、すごいですね。小幌駅にカメラを設置して、下車客と乗車客を正確にカウントするそうです。

最東端の有人駅・根室駅をパパラッチ(その1)

2017-08-20 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅

 7月22日午前7時55分。ホテルからここまでおよそ5分。ホテルを出た直後、雨はやみ、にわか雨に。傘は用意してあるけれど、出すほどではなかったのでよかった。せっかく最東端の有人駅、すかっと晴れて欲しかったのに~!!

 改札口は発車10分前に改札をするので、扉は施錠中。切符を持たぬものは通せんぼの自動改札機があればいいですが・・・1日6本の駅に自動改札機とはかけ離れていますしね。ちなみに最東端の自動改札機は釧路駅。西日本や九州のローカル線は朝早いのが苦手なのか、駅員さんが出勤してくるのは7時か8時頃なのに、根室は毎朝5時20分に窓口を開け、5時31分発の汽車の改札も実施。そんなに混んでいるというわけではなく、数名程度なんですが・・・。改札口は閉まっているので、ここからホームを眺めることにしました。

 昔は「日本最東端の駅」の看板だったけれど、最東端の駅は東根室駅だ!と激しいツッコミが相次いでいたため、日本最東端有人の駅に差し替えたそうです。

 8時01分到着を待つ、駅長さん。制帽に赤いと金色のラインが施されていれば、1番偉い管理職なので、駅長さん。
 駅舎は昭和時代からそのままで何度か改修して今の形になりました。1面1線のホームですが、向こう側に何本かの留置線が敷いているのが見えます。
 ずーっと昔だったら、数本の留置線ではなく、ずーっと奥まで線路が敷かれてあって、貨物列車も留置していたんじゃないかな・・・。グーグルマップで確認すると、ホーム向かい側の土地が空白地帯になっていました。

 日本最東端のマルス端末。オンライン回線なので、もちろん、ここからでも全国JR6社の座席を管理する東京都国分寺市の鉄道情報システムに直結。最北端は稚内駅、最西端は佐世保駅、最南端はJR九州沖縄支店・・・と思ったら、2017(平成29)年3月31日を以って閉店。沖縄県内唯一のマルス端末も撤去されているので、今は指宿枕崎線の指宿駅が最南端。沖縄支店が閉鎖された理由は、インターネットで列車を予約できる時代になったためだそうです。
 仮に青ヶ島や小笠原に住んでいても、JR東日本のえきねっと会員登録して、島に居ながらにして希望する列車の予約も可能になりました。ただし・・・サンライズ(東京-出雲市・高松)や臨時列車の予約がネットでできないのが難点。えきねっとで予約成立すれば、JR東日本とJR北海道のみどりの窓口またはJR西日本の一部の駅で切符に引き換え可能。

 根室駅の駅員さん、とっても対応が丁寧なのはお客さんが見えないところで駅オリジナルの訓示。

 お客様への宣言

真心を込めた接客
切符一枚に責任を持ちます。

トリプルチェック!!!

チェック1 入力画面の確認
チェック2 発券した券片の確認
チェック3 お客様との相互確認

 ここから私からの解説。

チェック1 マルス端末は入力する項目がかなり多く、お客さんの要求している列車名と、発駅、着駅を画面で確認。
チェック2 チェック1で間違いないと確定し、発信ボタンを押下し、発券。印字された列車名と発駅、着駅を券面でしっかり確認。
チェック3 お客様に提示し、列車名と、発駅、着駅、発車時刻などを指で差しながら間違いはないか、相互確認。

 これは駅務の訓示だけど、自分の担当する業務でも同じように言える。今のところでは文書の取扱いが多く、見落としや間違いだらけで迷惑をかけないように・・・と。文字だらけの羅列で最後まで全文読むのが面倒くせぇ・・・「こうなのかも知れない」と出任せで処理していたら、発信者に自分のフルネームが載っているし、後になってクレーム言われるのも怖い。
 根室駅発行の切符は発券すると、道内だけではなく、九州まで行くこともある。マルスを操作する駅員さんはここにいるけれど、切符が全国各地を旅している、ということになります。根室駅の端末は旧型の日立製MR32型。(新型は黒いフレームのMR52型)山手線全駅東京支社なので、全駅MR32型。新宿でも渋谷も同じ機種。

いよいよ出発です!

2017-08-18 00:00:00 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅

 明日の最東端からの旅に備え、確認。JR北海道の路線はほとんど長距離の〇〇本線なので、細長い120mmではなく、自動改札機に対応できる名刺サイズの85mmで発券。経由欄が新函館で途切れていますが、本当は手書きで「・新幹線・東京」と書き加えるべきかな。そうしないと、新青森からの先を在来線経由・・・を選択された場合、途中下車したときにもめてしまいそう。

 明日は根室発8時22分の汽車に乗るので、8時までには駅に着きたい。スマホのバイブレーションを6時半に設定。電源をOFFにすることができないので、機内モードにしておけば、深夜のメール着信バイブが鳴るということはないので安心です。
 カーテンの種類を確認すると、遮光タイプ。太陽の明かりが入っても真っ暗になる。もし、バイブレーションが鳴っても気づかず部屋も真っ暗だと朝が来たことも気づかず、ということもあるので、開けておく。タイマーで起こされる前におのずと目が覚めたほうがいいに決まっている。
 あちゃー!!残念!!朝から雨が降っていますっ!!向こうにオホーツク海の海が見えます。ここは最東端の東根室駅で西に向かっているので、そこから見える海はオホーツク海、東根室で西に向かって釧路方面から見える海は太平洋・・・だと思います。太平洋といえば、青ヶ島や小笠原につながる海。稚内の宗谷岬に来て、左側の海は山口県の故郷につながる日本海。右側はオホーツク海。

 朝ごはんは和洋のバイキング形式でした。いつも我が家の朝食は「和」なので・・・

 洋にしてしまいました。北海道の牛乳がとっても美味しい!!バイキングはおかわり自由なので、違うおかずをセレクト。最東端ホテルの朝食の味は合格っ!!

 私が泊った部屋は最上階から2番目、真ん中あたりの部屋。とっても快適なホテルでした!!今後もまた根室に来ることがあったら、このホテルに決まり!!

 大雨ではなく、にわか雨でよかった。傘は一応用意してあるが、傘をさしながらの移動はかなり面倒くさい。

 このホテルも根室駅に近い。「幽霊」と評されたところではないけれど、「30年前のビジネスホテルで冷蔵庫もないわ、テイッシュもないわ、無い無い尽くし、エアコンがなくて、涼しい北海道とはいえ、夏場は蒸し暑くて寝苦しいわ!」とか・・・いまひとつの口コミばかりだと予約したいとは思えなくなってしまう。部屋が狭すぎると書かれてあるとおり、窓の位置を見ていると所狭し・・・ということがわかります。

 7分と言われたけど、5分で着いてしまいました。

 1度東京からクルマで来たことはありますが・・・鉄道で最東端から乗る、というのは長年の憧れでした。

 7時50分。私以外の乗客はまだ来ていません。地元のみーんな発車ギリギリで駆け込み乗車。みどりの窓口は開いているが、マルス端末前の窓口は扉が閉まっていて「御用の方はボタンを押してください」の呼び鈴付き。奥のほうを覗いてみると、事務室のようなデスクの並びに駅員さんがパソコンに向かって仕事中。1日6本しかないけれど・・・JR花咲線(根室-釧路)の中で正社員配置駅は根室と厚岸(あっけし)の2ヶ所しかない。ずーっと無人駅が続くので、運行管理など他の業務も兼ねているので、意外と忙しいなのかも知れない。

根室市内で1番きれいなホテル

2017-08-16 00:31:17 | 2017_夏_日本最東端から鉄路旅
 20時の少し前にレンタカーを満タンにして返車。傷はないか一応チェックを受け、宿泊先まで送ってもらいました。
 根室駅に1番近いホテルは全部で3ヶ所。民宿はたくさんありますが・・・8時くらいは駅に着いて、根室駅をじっくりと見て、8時22分の汽車に乗りたい。それなら民宿より駅近くのホテルを選んだほうがよい。

 1番最初に検討したところは・・・

 このホテル。検索して、トップヘッダーにホテルの名称に続くキーワードが「幽霊部屋」や「幽霊」!?
 幽霊が出る番組を見るのが大好きだというのに、幽霊が出る場所に泊まりたくないなんてつじつまがあわないんですが・・・幽霊が出ると知りつつ喜んで予約する人はあまりいないかも。
 よく調べてみると、建物が古くて昭和っぽい雰囲気が漂うだけだというのに「幽霊」と表現するなんて、そのホテルは風評被害を受けるんじゃないですか。
 市内で高くてきれいなホテルだとトリップアドバイザーでヒットしたのは「イーストハーバーホテル」(13位のうち4位)。評判もよい。
 イーストハーバーホテルの対応はバッチリ!予約した旨を筆談で申し出ると、フロントマンも口頭ではなく筆談で丁寧に対応。このような対応は合格。
 「駐車場のどのあたりに停めましたか?」と聞かれたとき、レンタカーで駐車場に入ったときは全部埋まっていて、停められるスペースがなさそうだったので、心配していたみたい。「さっきのはレンタカーです。明日は8時22分発の汽車に乗ります。ここから歩いて近いです?」「となりのガソリンスタンドから小さな路地に入って、7分くらいです」と詳細マップに道順を書いていただきました。来たときの観光案内所の周辺も詳細マップを置いてあるし、用意周到。根室市は最東端にあっても、観光客に対してはとっても親切。

 どこにいってもホテルの禁煙ルームは高層エリアに割り当てられるのか、7階でした。

 2011年、地上デジタル放送が始まった頃のホテルは、「字幕」の付かない仕様だったり、リモコンも「字幕」がない簡易のものが用意され、その都度、何度もフロントに足を運び、純正リモコンに取り替えたりしていたけど、ここはバッチリ!ホテルにありがちな3点ユニットバス(湯船、洗面台、トイレが一緒)ではなく、2点ユニット(湯船+洗面台)とトイレは単独。無線LANのWi-fiも使える。ハード、ソフトの面も素晴らしい。今度ももし、最東端に来ることがあっても、このホテルに決まり!!この日はとっても涼しくて、エアコンを使ったのはお風呂上りのみ。あとは使わなくても快適な空間でした。

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