ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

ウルトラマンアーク 第6話「あけぼの荘へようこそ」

2024-08-10 10:36:30 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第6話「あけぼの荘へようこそ」

 OPのあらすじ紹介で話の大筋が分かってしまうのは、想像力をメインに押し出す本作としてどうなんだと思わなくもなく……ともあれ、今回は頻発する地震と謎の電磁波の調査に赴いたユウマたちが、K-DAYの影響で母星に帰れなくなってしまった茸狩宇宙人クロコ星人と出会うお話。

 クロコ星人は常に新種の開発を模索し、様々な星のキノコを集めていたという、それだけを聞くと何とも平和な宇宙人です。ですが、ウルトラシリーズでキノコというと「ウルトラマンタロウ」のマシュラのようにトラウマを植え付けてくるやつもいるわけで……キノコ人間の絵面は今見てもあまりにも不気味すぎますね(汗。

 シュウがクロコ星人に銃口を向ける一方、ユウマは地球で独りぼっちだった彼の心境を慮っていました。後々シュウは、自分とユウマの行動の違いを想像力の差だと認識し、「人の身になって考える」「胸の内を思いやる」ためには想像力が不可欠だと感じていました。
 確かにユウマの「まずは信じること」や、クロコ星人のハンドサインから温かみを感じるといった想像力も大切でしょうけれども、騙され、命を奪われた同僚を知っているシュウとしては「まずは疑ってかかる」のは当然の対応でしょう。ここで彼が判断を誤れば、自身のみならずユウマやリン、女将さんたちにも危害が及ぶ可能性はあったわけですしね。クロコ星人が新種開発にいそしんでいたのは侵略用のキノコだった!なんて可能性も捨てきれませんし。どちらが常に正しいというわけではなく、警戒しつつも相手の気持ちに寄り添い、真実に近づこうとすることが大切なのかなと。
 にしても、シュウが「中には……命を奪われた者もいる」と語った際、特別な感情が込められているようにも見えたのは気のせいでしょうか。一瞬口にするべきか否か躊躇っているような間もありましたし。

 また、クロコ星人の仲間が言っていた「宇宙空間の異常」も気になるところ。まーたブルトンかグリーザあたりが何かしでかしているんでしょうか。ブルトンってある意味想像力の外をいく存在ですから、アークとどのように戦うのか気になるところではありますね。


 さて、そんな折に出現したのは第1話以来となるシャゴン。あけぼの荘に逃げ込んだユウマたちでしたが、そこで新たな習性が明かされることに……正直ここら辺の件は「え?」と思うことが多かったですね。
 「何故逃げ場のない、外の様子が分かりづらいあけぼの荘に逃げ込んだのか」(あけぼの荘に残っていた従業員の身を案じて?)
 「シャゴンが迫っているのにクロコ星人の処遇について言い合っている場合か」(逃げようとしたから撃とうとするのは分からんでもないけど…)
 「ユウマがアークに変身するために外に出たのに対し、誰か突っ込まなかったのか」(ユウマが出られるなら、シュウたちも逃げたら良いのでは?シュウが銃を向けていたのがシャゴンへの抑止力になるのか?)
 といった具合です。想像力が足りないと言われればそれまでですが、正直唐突・不思議に感じるシーンが多かったなと。

 で、対シャゴン戦では回を増すごとに株を上げまくっているアークギガバリヤーがまたも大活躍。アークアイソードやキューブじゃなくて、アークギガバリヤーとアークエクサスラッシュを売り出した方がなりきり遊びとして楽しめるのでは?と思ってしまうくらいに大活躍でしたね(苦笑。
 シャゴンも何も悪気があって襲ってきたわけではなく、単に彼の生存本能に従っての行動。故に無益な殺生はしない方針なのは好印象でした。


 そんなこんなでまた次回。次回は特別総集編。
コメント