仮面ライダー剣 第8話

仮面ライダー剣　第8話

　恐怖心から来る融合係数の低下により危機に陥る橘。間一髪、裏で動いていた烏丸所長の機転もあって難を逃れ、剣崎は橘、そして烏丸所長と共に組織の施設を脱出する。だが、橘の負った精神的なダメージは未だ深く・・・

感想
　カリスに変身しているためなのか声がこもっていることもあって「決着を」が「ｹｯﾁｬｺ」にしか聞こえない第8話。「だが私は謝らない」もこの回でした。

　さて今回は前回ラストで見せた橘さんの恐怖する表情再び、からの烏丸所長が配電盤を壊してくれたおかげで隙が生まれ、アンデッドの封印に成功。一時は井坂の部下に捕まった烏丸所長も剣崎の手で救出されることとなりました。この時、烏丸所長が一時ではありますが自力で井坂の部下を振りほどいてたあたり、やろうと思えば所長一人でも逃げられたんじゃないかと思ってしまいました（笑。
　ともあれ一行は虎太郎の家に戻るわけですが・・・コメントで気づいたのですが、割と強気で剣崎を助けに行った橘さんが何故か剣崎と烏丸所長に支えられながら絶不調の状態で帰ってきたって構図なんですよね、ここ。テンションがめちゃくちゃというか、メンタルがボロボロというか・・・

　その後、烏丸所長の口から「井坂たちは新たなライダーシステムを作ろうとしている」「アンデッドの封印が解かれたのは広瀬父だけの責任ではなく、遅かれ早かれ解かれていた」「人間の姿かたち、言葉を話せる上級アンデッドがいる」「バトルロワイヤルの記憶から作られたトランプ」などの事実が語られました。
　中でも、トランプが先にあったのではなく、バトルロワイヤルの記憶からトランプが作られたってのは面白い設定ですね。そう考えると「ババ抜き」なんかは、最後の１枚になるまで他のアンデッドを封印していくバトルロワイヤルっぽくも思えてきます。トランプに絵札があることと上級アンデッドの存在とも何か繋がりがあるっぽい感じでしたが、果たして。そしてトランプといえば当然「ジョーカー」のカードもあるわけですが・・・

　そんな中、烏丸所長は橘さんに向かって一言。「橘、君の体がそうなったのは私の責任だ。だが私は謝らない。その恐怖心を克服して、必ず戦いに戻ってくれると信じているからだ」・・・これがかの有名な「だが私は謝らない」かぁ！「もしかすると話の流れ的に、カッコいいシーンなのかもしれない」と思ってましたが、所長、謝るべきなんじゃないですかね？（汗。
　橘さんを信頼するのと、橘さんの不調の原因を作ったことは全くの別問題なのでは？まぁここで烏丸所長に謝られても、時すでに遅しなわけですし、謝られたところで橘さんの体が元通りになるわけでもないですが、でも謝ろう？


　一方の始。剣崎と決着をつけることよりも天音ちゃんたちを救うことを優先し、何とか店に仕掛けられた爆弾から2人を守ることは出来たものの、何故爆弾の存在を知っていたのかなどを話せない状況。故にこれ以上2人に迷惑をかけるわけにはと、1人飛び出していく始。
　そんな始がアンデッドではと虎太郎の「アンデッドが3体いた」発言から察した剣崎はバイクで彼を探し、すれ違った2人は無言のまま変身し、戦いへ・・・ここら辺の件、めちゃくちゃカッコいいですね！まさしく仮面「ライダー」といった感じがして、好きなシーンです。
　にしても、この頃は結構バイクに乗りますねぇ・・・最近のライダーはいつ乗ったかなかなか思い出せません。色々な事情もあるんでしょうし、毎回乗れ！とまでは思いませんが、たまには乗ってくれたら嬉しいなって。

　
　単独で井坂らについて探りを入れようとはしているものの、また捕まってしまいそうな烏丸所長が映ったところで、また次回。