ひびレビ

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世界観の上書き

2020-05-23 07:47:49 | 日々の生活
 昨日の金曜ロードショーで放送されたあの映画ですが・・・開始30分程度でギブアップしました(汗。

 作品の出来栄え云々の話ではなく、視聴途中に妙な違和感というか危機感のようなものを覚えまして。それでこの感覚どこかで味わったことあるなぁと思ったのですが、映画の「ハリー・ポッター」でした。

 私が読んだ「ハリー・ポッター」には挿絵は無く、扉絵のみだったように記憶しています。なのでホグワーツがどうなっているか、ハリーがどんな容姿かなどなど、文章中の描写を頼りにしつつ、想像しながら読んでいました。
 で、映画が公開されて見に行ったわけですが・・・どうにも「頭の中で思い描いていた世界観」と「映画で提示された世界観」との違和感が拭えませんでした。

 もちろん人によって想像の仕方は様々ですし、自分の想像が唯一絶対に正しいというつもりもありませんし、映画の描写が悪いというわけでもないです。ただ、視覚的に「こういう世界だ」と示されると、今後作品を読んでいく際に自分で思い描いた世界観ではなく、映画で示された世界観で想像しかねないのが、どうにも受け入れがたい気持ちもあったと思います。
 以前にも書いたかもしれませんが、他の小説のアニメ化でも同じようなことはありました。大学を舞台にした作品であり、その作品を読んだ時期もちょうど大学生だったということも相まって、通っていた大学を元にイメージを広げていきました。でもアニメで「こうだよ」と示されると、間違ってないんだろうけど私にとっては「違う」もので、元のイメージが崩れかねないので見るのをやめたということもあったり・・・

 で、昨日放送された映画。序盤のカラカラを捕まえようとするシーンは結構なワクワクもんでした。
 でもその後は・・・前述した理由から見るのをやめました。面白かったという話も耳にしますが、私はアレを全部見終わって、自分が想像していた「現実にポケモンがいる世界」を保てる自身はあんまり無いです。影響受けやすいので、脆いんですよ、私の世界観(苦笑。なので多分、この先も私があの作品を見ることは無いと思います。ゲームであの世界観ならなんなく受け入れられたかもしれませんが、実写というのがね・・・

 映像作品の影響を受けることで、自分の想像していた世界観に広がりや幅をもたせたりすることも大事かもしれませんが、自分で思い描いた世界観も大事にしたい気持ちとの折り合いをつけるのが難しいなと感じた今日この頃でした。
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