ひびレビ

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相棒シーズン13 第6話「ママ友」

2014-11-20 00:00:51 | 相棒シリーズ
相棒シーズン13 第6話「ママ友」


 ブラインドの向こうからの特命係、コーヒーメーカーを通して見る特命係、誰もいないのに自分の顔に懐中電灯の光を当てる広子、視聴者に何故正体がばれたのか尋ねるように迫ってくる広子・・・と、何だか相棒ではあまり見ない気がするシーンがチラホラとあった第6話でした。

 さて今回はママ友の話。雅代はパートで働き始めたことで、他のママ友から下に見られているように感じていたようですが、果たしてそれはどこまで真実だったのか。雅代の思い込みかもしれないし、事実かもしれない。ゴミ係や写真撮影に関しては、「面倒ごとを押し付けられている」とも「この人ならきちんとゴミを分別し、写真を撮ってくれる」という信頼とも考えられますが、こればっかりは当人同士にしか分からない部分が大きいのでしょうね。

 ただ、その勘違いが事件の引き金となってしまいました。広子が陸に優しくするのを見て、広子が陸の本当の母親なんじゃないかと疑いだした円香。疑いだしたらキリは無く、あわや殺人にまで発展しかけてしまいました。一応、岩壁から落ちそうだった広子に手を差し伸べていたあたり、殺す気までは無かったんでしょうけども。しかし、「円香」で「皆には内緒ですよ」か・・・絶対関係ないだろうに、何かと関連付けてしまう。私の悪い癖です(苦笑。

 勘違いで人を殺しかけた一方で、「正体を知っている」という言葉を勘違いし、大金を掘り出した広子。皆に取り入るために、1人1人に対して特に親切にしているかのように見せかけて、実は全員に同じことを言っていた広子。疑われないためにやっていたのに、まさかそれが原因で犯行がばれることになろうとは、思ってもいなかったでしょうね。

 表向きは仲良くしつつ、裏ではそれぞれ互いの行動を探り合い、不満も少なからず抱いている。けれどもそれを表面化させることは無い。自分が仲間はずれにされるだけならともかく、子供までもが仲間はずれにされてしまうから。
 「子供のために始めたことが、いつの日か親たちは子供たちのことを忘れて、大人の世界のことで一杯一杯になってしまう」と右京さん。ママ友間での立ち位置に不満を感じつつも、子供のためにと続ける雅代。子供を奪われまいと殺人までおかしかけた円香。彼女たちのみならず、百合は子供のための家庭教師と特別な関係に、七海は子供のためにと裏口入学のやり取りをしていました。皆それぞれ、大人の世界で手一杯になっているようです。特に百合と七海は、発覚した時のことを考えると、絶対に子供の為にはならないと思うのですが・・・

 大人たちの世界のドロドロとした部分に巻き込まれず、子供たちには仲良く元気にいてもらいたい。カイトの言うとおり、大人のいざこざに子供が巻き込まれるなんてもっての他です。親同士の仲が悪いからといって、仲の良い子供たちを引き離すことをしてはならないと思います。子供同士の喧嘩には親が出るのに、何故親同士の喧嘩に子供が出られないのか。子供の意見もきちんと聞いてあげて欲しいですね。 

 そんなこんなで次回は1週休んで「死命」。
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