人から生まれる面白さ

先日、落語を聴く機会がありまして。

開始数秒でクスッとさせられ、1分経つ頃には声をあげて笑っていました。当初はそんなに興味が無かったために、「簡単には笑わない!」という妙な意地を張っていたのがバカバカしく思えました（苦笑。

1人で何人もを演じ分けられたり、物時には前の話と絡めたりと、どんどん話に引き込まれていき、あっという間に終わりの時間がやってきていました。開始前から結構な列だったのですが、その長さにも納得の面白さでした。特に話に出てきた物を持っている動作は、本当にそこに物があるように見えてきました。どういった所に気をつけているのだろう。

昔「タイガー＆ドラゴン」というドラマがありました。それをきっかけに「猫の皿」という話の流れを覚えたのですが、だからといって当然人を笑わせることが出来るわけもなく。聞いた相手に「へー」と言わせることが出来ても、笑いを引き出すことはできない。面白い話は誰が話しても面白い話になるわけではないと、改めて感じました。