ひびレビ

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相棒シーズン12 第16話

2014-02-20 00:55:05 | 相棒シリーズ
相棒シーズン12、第16話は聞きすぎた男。

正直「解剖なんかしたら~」の件で麻薬か何かを飲み込んだのではという予想ができました。というのも、ブラック・ジャックで似たような話を読んだことがあるからです。どちらかといえば悦子の話に近い展開で、「水に溶けないカプセルに密輸したいものを詰め込んで飲み込み、その首謀者である医者の元に運ぶはずが、たまたまブラックジャックにそれがばれてしまう」という話だったはず。あの後、首謀者の医者の娘はブラックジャックをどう思ったのかな。

鍵谷初男の妻・里枝は、一流企業に勤める夫と共に高級住宅地に住む人物でした。そんな恵まれた環境にある彼女ですが、「ワクワクしないんだもん」という理由で覚せい剤に手を出していました。気持ち良いのは最初だけ。当たり前になったらただ退屈な毎日。そんなことを言う彼女に対し、右京さんは「一体、何のための夫婦だったのでしょうね・・・」と呟いていました。日常には刺激がなければならないのか、一緒にいることで幸せは感じられなかったのか。覚せい剤ですら刺激が得られなくなった時、彼女はどういう行動に出たのだろう。三沢と関係を持ったとしても、それにも飽きがきかねない。何にせよ、彼女がこれから過ごす時間には、ワクワクなんて感情が入る余地は無いでしょう。

聞きすぎた男・小曽根。妻子との暮らしを取り戻すべく、自らの発明品の完成に努力するも、今回は危険な橋を渡ってしまいました。右京さんたちももう少し厳しく注意するべきだったとは思いますが、いくら注意して小曽根の熱意は止められなかったかもしれません。そんな彼に一度は愛想を尽かしたものの、借金を返済し、再び夫と共にやり直すことを決めた小曽根の妻。夫を支える妻と、妻と娘を幸せにしようと頑張る夫。一流企業に勤めているわけでもなく、高級住宅地にも住んでいない。それでも小曽根一家は幸せに見えました。世の中、夢だけで食っていけるほど甘く無いとも思います。それでもこの2人の関係は理想的に感じました。鍵谷家も元はこんな感じだったのかな。

次週は休んで、3月最初の放送は「ヒーロー」。あっという間にシーズン12も最終回が近づいてきました。


最後になりましたが、先週の相棒感想についてweb拍手でコメントをくださった方、ありがとうございます。
憂さ晴らしのために見るのなら、他のもっと面白い番組を探して見たほうが、よほどその方にとっても楽しい時間になると思います。バッシングするよりも、もっと他の良い情報を世の中に広めて欲しいものです。難しいテーマではありましたが、だからといって答えを出すのを諦めるのではなく、考え続けるべきテーマだと感じました。
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