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ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ネオ・ウルトラQ 第1話「クォ・ヴァディス」

2013-01-12 22:10:43 | ネオ・ウルトラQ
ネオ・ウルトラQ 第1話「クォ・ヴァディス」

始まりましたネオ・ウルトラQ!主な登場人物は心理カウンセラーの南風原仁。ライターのシンケンピンク渡良瀬絵美子。バー「トビラ」のマスターである白山正平の3人。そして大学の教授であり、3人とも知り合いである屋島教授と准教授の丹下。この5人が中心となりそうですね。
ウルトラQや、dfにおいても主要3人の構成は男性2人と女性1人でした。Qでは一の谷博士という人物も登場しましたが、dfでは博士が3人のうちに入っている、といった感じでした。

第1話は怪獣ニルワニエが登場。何をするわけでもなく、ただひたすら歩き続けるだけ。「怪獣保護団体」というのがいることなどから察すると、この世界にはニルワニエ以前にも怪獣が現れていたのでしょう。
「クォ・ヴァディス」。調べた所、その意味は「あなたはどこに行くのか」。ニルワニエは破壊活動を行うわけでもなく、ただ歩くだけ。その目的は何なのか、歩き続けてどこまで行くのか。

ニルワニエの理由を知ろうとも、分かろうともせずに「怪獣だから」と危険視し、暴力を振るう人々。それに対し怪獣保護団体という組織がおり、まだ何もしていない怪獣への危害を止めるように叫んでいました。
「怪獣だから」。ただそれだけの理由で、相手に危害を加えても良いのか。まだ何もしていない、ひょっとしたら友好的な怪獣かもしれないのに、それらの可能性を捨てきって、怪獣は危険なものだと決め付ける。そういった自分達の思想と異なる者は間違っていると突き放す・・・正平曰く「今はお前たちの方が怪獣だ!」。

以前、怪獣とは何か?という事について考えましたが、私の結論としては「人間の理解や常識の及ばない存在」でした。何をするか分からない。これまでの常識が通用しない。そんな存在が怪獣だと思います。

仁は人々の心の中にも怪獣がいると語っていました。実際そうなのでしょう。同じ人間でも、互いを理解する事が出来ない事もある。ましてや怪獣相手に、どれだけの人間が怪獣を理解しようと試みるのか。
雨のように、恵みをもたらす一面もあれば、危険な一面もある。怪獣の一面しか見ずに危険だと決めつけるのは早計でしょう。
「何かしてからでは遅い」。かといって、殺さなくてはならないのか・・・難しいところですね。理解・共存できるものなら共存したい。どのヒーローも、「怪獣だから」倒しているわけではないでしょう。

これまで怪獣がしてきた数々の行い。口では保護だ好きだと叫べても、小林と同じように家族を奪われたとしても、果たして同じように彼らは叫べるのでしょうか。


あの石碑の文字からすると、ニルワニエが竜ヶ森に向かっていたのは、墓場ではなく、そこがニルワニエにとっての「家」「故郷」だったからではないでしょうか。どれほど攻撃を受けても、最期の瞬間に家に帰るために、ひたすら歩き続ける。ニルワニエにとって、この道のりは「家に帰る」。ただそれだけの事だったのではないかと。御神木と1つになった時、つまりは家に帰った時に小林の家族の声が聞こえてきたのも、そう考えると幾分納得できました。まぁ正直「これで終わり!?」となったのは否定できませんけども(苦笑。

破壊でも侵略でもなく、家に帰る。人々はそんなニルワニエの行動を妨害し、傷つけていました。言葉も通じず、見た目も違い、怪獣だからというだけで危険視する。ピグモンやリドリアスのような、人間に友好的な怪獣がいるのを知っているから、「怪獣だから」という理由で暴行を加えるのは間違っていると思います。ただ、それを知らない私だったらどう思うのかな・・・


新たなウルトラQの第1話。色々と考えさせられる話でした。次回以降も期待です。
第2話に登場するのは「ブレザレン」。見た目はピグモンよりですが、ウニトローダを思い出します。
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百獣の戦隊

2013-01-12 08:10:37 | スーパー戦隊シリーズ
「百獣戦隊ガオレンジャー」を全話、劇場版を視聴しました。

最初の頃は「互いを色名で呼び合う」というのに衝撃を受けました。戦士として生きるのならば、これまでの名前は捨てるようにイエローがレッドに告げ、「思ったよりも真面目な戦隊なのかな?」と思っていたら、ウラ登場からガオシルバーが参戦あたりから明るい要素が目立ち始めたように感じました。

特にイエローが大分変わった気がします。レッドが加入した当時は厳しい一面が目立っていたのに、会話の中に英語を混ぜたり、カラオケオルグ回でのカラオケではやたらと盛り上がったりと、何があったと思ってしまいましたwですが、最終回近辺の「孤高の荒鷲!!」という名乗りが超カッコよかったです。

そして最も意外だったのがシルバー。千年の邪気から解放されたものの、それまで狼鬼として敵対していた現代のガオレンジャーとの距離感に悩んでいました。で、ガオレンジャーからのカラオケパーティを断ったのに・・・「もう1度連絡が来たら行こう」。そして結局かかってこなくて拗ねるシルバー。基本真面目なのですが、ボウリングをビリヤードの台に乗せたりといった行動が面白かったです。ただ破邪聖獣球とガオハンター・ブルームーンのカッコよさは最高です!

ガオレンジャーに限らず、私個人としては悪役を貫く悪役も好きなのですが、悪役なのに味方してくれるパターンに弱いです。目的があったとはいえ、ヤバイバが蒸気機関オルグを倒すきっかけを作ってくれたり、ドライヤージゲンのような、炭火焼きオルグのおっちゃんの話はもうね・・・
ヤバイバが燃えたり、ブリキオルグの無言の恐怖、精霊王同士の激突など、終盤まで楽しませてもらいました。

灼熱の獅子、孤高の荒鷲、怒涛の鮫、鋼の猛牛、麗しの白虎、閃烈の銀狼・・・結構長めの名乗りなのですが、私が覚えている限りでは、最も多彩な名乗りパターンがあったと思います。「前口上を6人連続で言った後、ガオ○○!と名乗る」「命あるところ正義のおたけびあり!の『あり』を全員で言う」など、順番が入れ替わるのも含めたら、相当な数だったのではないかと。

そして百獣合体!基本となるガオキングを初め、様々な百獣武装を見せてくれました。その一方で、ガオライオンやガオバイソンなど、パワーアニマル達の負傷が原因で合体できなくなるパターンも多かったような。
シンプルなガオキングもカッコいいのですが、合体ポーズが好きなガオマッスルや、ブルームーンがカッコよすぎるガオハンター、戦隊ロボでメカではない翼持ちのガオイカロス、そして剣捌きが素晴らしいっ!ガオナイトなどなど・・・どれもこれも、毎回活躍や武装が楽しみでした。


最終回ではまさに「百獣」戦隊らしいシーンを見せてくれました。「ガオスティングレイ!」は最初「何!?」と思いましたが(苦笑。ガオホースとガオキングの上半身合体して、ガオライダーとかやろうぜ!w
それまで色で呼び合っていた戦士たちが、互いを名前で呼び合う。戦士ではなく1人の人間として夢を叶えるため、決意の現れのように感じました。名前で呼び合うのがこれほどグッとくるとは。

さて次の戦隊はー?・・・シュシュッと参上!ゴウライジャーの2人、1話からチラッと出ていたのか。
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