ネオ・ウルトラQ 第1話「クォ・ヴァディス」
始まりましたネオ・ウルトラQ!主な登場人物は心理カウンセラーの南風原仁。ライターのシンケンピンク渡良瀬絵美子。バー「トビラ」のマスターである白山正平の3人。そして大学の教授であり、3人とも知り合いである屋島教授と准教授の丹下。この5人が中心となりそうですね。
ウルトラQや、dfにおいても主要3人の構成は男性2人と女性1人でした。Qでは一の谷博士という人物も登場しましたが、dfでは博士が3人のうちに入っている、といった感じでした。
第1話は怪獣ニルワニエが登場。何をするわけでもなく、ただひたすら歩き続けるだけ。「怪獣保護団体」というのがいることなどから察すると、この世界にはニルワニエ以前にも怪獣が現れていたのでしょう。
「クォ・ヴァディス」。調べた所、その意味は「あなたはどこに行くのか」。ニルワニエは破壊活動を行うわけでもなく、ただ歩くだけ。その目的は何なのか、歩き続けてどこまで行くのか。
ニルワニエの理由を知ろうとも、分かろうともせずに「怪獣だから」と危険視し、暴力を振るう人々。それに対し怪獣保護団体という組織がおり、まだ何もしていない怪獣への危害を止めるように叫んでいました。
「怪獣だから」。ただそれだけの理由で、相手に危害を加えても良いのか。まだ何もしていない、ひょっとしたら友好的な怪獣かもしれないのに、それらの可能性を捨てきって、怪獣は危険なものだと決め付ける。そういった自分達の思想と異なる者は間違っていると突き放す・・・正平曰く「今はお前たちの方が怪獣だ!」。
以前、怪獣とは何か?という事について考えましたが、私の結論としては「人間の理解や常識の及ばない存在」でした。何をするか分からない。これまでの常識が通用しない。そんな存在が怪獣だと思います。
仁は人々の心の中にも怪獣がいると語っていました。実際そうなのでしょう。同じ人間でも、互いを理解する事が出来ない事もある。ましてや怪獣相手に、どれだけの人間が怪獣を理解しようと試みるのか。
雨のように、恵みをもたらす一面もあれば、危険な一面もある。怪獣の一面しか見ずに危険だと決めつけるのは早計でしょう。
「何かしてからでは遅い」。かといって、殺さなくてはならないのか・・・難しいところですね。理解・共存できるものなら共存したい。どのヒーローも、「怪獣だから」倒しているわけではないでしょう。
これまで怪獣がしてきた数々の行い。口では保護だ好きだと叫べても、小林と同じように家族を奪われたとしても、果たして同じように彼らは叫べるのでしょうか。
あの石碑の文字からすると、ニルワニエが竜ヶ森に向かっていたのは、墓場ではなく、そこがニルワニエにとっての「家」「故郷」だったからではないでしょうか。どれほど攻撃を受けても、最期の瞬間に家に帰るために、ひたすら歩き続ける。ニルワニエにとって、この道のりは「家に帰る」。ただそれだけの事だったのではないかと。御神木と1つになった時、つまりは家に帰った時に小林の家族の声が聞こえてきたのも、そう考えると幾分納得できました。まぁ正直「これで終わり!?」となったのは否定できませんけども(苦笑。
破壊でも侵略でもなく、家に帰る。人々はそんなニルワニエの行動を妨害し、傷つけていました。言葉も通じず、見た目も違い、怪獣だからというだけで危険視する。ピグモンやリドリアスのような、人間に友好的な怪獣がいるのを知っているから、「怪獣だから」という理由で暴行を加えるのは間違っていると思います。ただ、それを知らない私だったらどう思うのかな・・・
新たなウルトラQの第1話。色々と考えさせられる話でした。次回以降も期待です。
第2話に登場するのは「ブレザレン」。見た目はピグモンよりですが、ウニトローダを思い出します。
始まりましたネオ・ウルトラQ!主な登場人物は心理カウンセラーの南風原仁。ライターの
ウルトラQや、dfにおいても主要3人の構成は男性2人と女性1人でした。Qでは一の谷博士という人物も登場しましたが、dfでは博士が3人のうちに入っている、といった感じでした。
第1話は怪獣ニルワニエが登場。何をするわけでもなく、ただひたすら歩き続けるだけ。「怪獣保護団体」というのがいることなどから察すると、この世界にはニルワニエ以前にも怪獣が現れていたのでしょう。
「クォ・ヴァディス」。調べた所、その意味は「あなたはどこに行くのか」。ニルワニエは破壊活動を行うわけでもなく、ただ歩くだけ。その目的は何なのか、歩き続けてどこまで行くのか。
ニルワニエの理由を知ろうとも、分かろうともせずに「怪獣だから」と危険視し、暴力を振るう人々。それに対し怪獣保護団体という組織がおり、まだ何もしていない怪獣への危害を止めるように叫んでいました。
「怪獣だから」。ただそれだけの理由で、相手に危害を加えても良いのか。まだ何もしていない、ひょっとしたら友好的な怪獣かもしれないのに、それらの可能性を捨てきって、怪獣は危険なものだと決め付ける。そういった自分達の思想と異なる者は間違っていると突き放す・・・正平曰く「今はお前たちの方が怪獣だ!」。
以前、怪獣とは何か?という事について考えましたが、私の結論としては「人間の理解や常識の及ばない存在」でした。何をするか分からない。これまでの常識が通用しない。そんな存在が怪獣だと思います。
仁は人々の心の中にも怪獣がいると語っていました。実際そうなのでしょう。同じ人間でも、互いを理解する事が出来ない事もある。ましてや怪獣相手に、どれだけの人間が怪獣を理解しようと試みるのか。
雨のように、恵みをもたらす一面もあれば、危険な一面もある。怪獣の一面しか見ずに危険だと決めつけるのは早計でしょう。
「何かしてからでは遅い」。かといって、殺さなくてはならないのか・・・難しいところですね。理解・共存できるものなら共存したい。どのヒーローも、「怪獣だから」倒しているわけではないでしょう。
これまで怪獣がしてきた数々の行い。口では保護だ好きだと叫べても、小林と同じように家族を奪われたとしても、果たして同じように彼らは叫べるのでしょうか。
あの石碑の文字からすると、ニルワニエが竜ヶ森に向かっていたのは、墓場ではなく、そこがニルワニエにとっての「家」「故郷」だったからではないでしょうか。どれほど攻撃を受けても、最期の瞬間に家に帰るために、ひたすら歩き続ける。ニルワニエにとって、この道のりは「家に帰る」。ただそれだけの事だったのではないかと。御神木と1つになった時、つまりは家に帰った時に小林の家族の声が聞こえてきたのも、そう考えると幾分納得できました。まぁ正直「これで終わり!?」となったのは否定できませんけども(苦笑。
破壊でも侵略でもなく、家に帰る。人々はそんなニルワニエの行動を妨害し、傷つけていました。言葉も通じず、見た目も違い、怪獣だからというだけで危険視する。ピグモンやリドリアスのような、人間に友好的な怪獣がいるのを知っているから、「怪獣だから」という理由で暴行を加えるのは間違っていると思います。ただ、それを知らない私だったらどう思うのかな・・・
新たなウルトラQの第1話。色々と考えさせられる話でした。次回以降も期待です。
第2話に登場するのは「ブレザレン」。見た目はピグモンよりですが、ウニトローダを思い出します。
「訳がわからなかった。」「期待外れ」といった感想の人が多いようですが、
私としては決してテンポは良くないものの、最後の家族の声に「これは、してやられたなぁ」と思いました。
もしかするとニルワニエは、失意の小林に家族の声を聞かせるために現れた。ともとれる展開でしたね。
〉「訳がわからなかった。」「期待外れ」といった感想の人が多いようですが、私としては決してテンポは良くないものの、最後の家族の声に「これは、してやられたなぁ」と思いました。
1話として考えると話の難しさやインパクトは薄いものの、ウルトラQ全体として考えればこういった話もあって良いと感じました。あそこで家族の声が聞こえてくるのは意外でした。
〉もしかするとニルワニエは、失意の小林に家族の声を聞かせるために現れた。ともとれる展開でしたね。
なるほど。ニルワニエはもう家に帰れなくなった人々のために、せめて声だけでも届けようとするメッセンジャーなのかもしれませんね。これで小林も救われると良いのですが・・・