団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

「そうだ奈良行こう!」 古都奈良・吉野山ぶらぶら歩き

2018-10-22 | 旅行
ちょっとぶらぶら歩く旅行好きのMacchan夫婦、今月もまだまだ快調に続いているぞ。先週末は2泊3日現地集合で、かみさん3姉妹夫婦(1名都合で欠席)と古都奈良・吉野山をぶらぶら歩いてきた。

奈良はMacchanの父方ルーツ、幼児の頃父の仕事で住んだことがあるらしいが祖父母や曾祖母が暮らす田舎を訪ねたことや、修学旅行以降何回かの観光旅行で良い思い出やイメージを持ち続けている「幻の故郷」だ。

初日は無事5名が集ったことを喜び合い、早速手近な「奈良公園」と「春日大社」をぶらぶら歩く。さすがに世界遺産になった古都は、行き交う多くの人々の半分は諸外国からと思える観光客。立ち木の根っこさえも古都の年代を感じる。

名物の鹿たちは、行儀のいいのもいれば強引なのもいる。義姉は手提げバッグに顔をつっこまれ、4~5枚のパンフレットを奪われて食われてしまった。呆気にとられて見守るだけで助けもせず証拠写真もなし。

春日大社は30数年前に従弟の結婚式に父と参列して以来の再訪、朱塗りの鳥居や本殿と立ち並ぶ古い灯篭は懐かしく想い出したが、今回は「なかなかいいな」と感じるのは老人力のせいかも知れないね。

翌日はレンタカーを借りて、初の「吉野山」ぶらぶら歩き。千本桜や紅葉狩りの名所だが、紅葉にはまだ少々早くテレビニュースで見慣れた「大賑わい」には程遠い適度な空き方。
高所から見下ろす絶景を楽しみ、昭和天皇や文豪も滞在された味のある集落の佇まいを味わい、嬉しそうに祭り支度に勤しむ人々を横目にこだわりがありそうな店を選んでランチ。
地元の食材だけでこしらえたメニューに舌鼓を打ち、品の良い器に感心しながらゆっくり時間をかけて味わった。

そして桜井市の名刹長谷寺に立ち寄る。最もファンが多い京都に比べると奈良ファンは少ないと思うが、Macchanは「地味だが味わい深い」と感じる。ここも例外ではない。十一面観世音菩薩立像を仰ぎ見て一周し、巨大な足を撫でながら願い事をすれば叶うなど、難解な経典より信者に解りやすさを訴えた真言宗らしさがうかがえる。

さらに「地味な味わい」を求めて夕刻迫る女人高野「室生寺」へ。ここも30年ぶりかな? 特徴がある屋根付きの長い石段「登り廊」を上り、崖に建つ寺らしい舞台のような見晴らし台からは観光ポスターでよく見かけるアングルで五重塔がーー。
古寺仏閣の建物はどんなに大きくとも柱を地中に埋め込まず、基礎は置石の上に乗っているだけの構造だ。ここの五重塔も例外ではなく、驚くことにわずか二間(3.6m)四方ほどの本体に高く大きく広げる5重の屋根をも千年以上も支え続けている。この驚きが伴う不思議さも、宗教にとっては不可欠の「有難さ」につながっていたに違いない。
紅葉はいまいちだったが、夕食は秋の情緒と味わいたっぷりの和食を選択。日本・大和いいですね。

三日目は「中金堂再建披露」で賑わう「興福寺」などの大混雑を避け、好天に恵まれたこともあって大阪との県境「金剛山地」へハイキングへ行こうと決定。ロープウェーの力も借りて、葛城山頂から和歌山や大阪や兵庫まで一望できる雄大な絶景を堪能する。
登山口の町名は歴史のある奈良らしい、詠み人知らずじゃない読み方知らずの地名多し。吉野山と同様、紅葉狩りにはまだ早かったが眺望には天気に勝る調味料なし。いや~よかったよかった。

帰途世界的な発見発掘の興奮のほとぼりが少し冷めた、「キトラ古墳」壁画を見に明日香村へ。運よく第9回目の公開最終日に巡り合い、並んで10分間の実物見学をすることができた。奈良にはまだまだ発掘されていない古墳も多く、1500年以上に及ぶロマンあふれる人類文化の興味は尽きない。

ゆっくりのんびりのつもりがついつい欲張ってあちこち巡り歩き、新幹線で帰る千葉からやってきた3人と別れた後浜松組みは近鉄特急名古屋経由で名物「柿の葉鮨」を味わいながら2泊3日の旅を愛おしく振り返ったのだった。
シートは鹿がモチーフ??考え過ぎやでMacchan!
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