

昨年の11月だったと思うが、NHKの日曜美術館でこの展覧会の紹介があって、その時に正月4日に行くと決めてたものだ。
谷川晃一・宮迫千鶴夫婦の「夫婦展」というんでしょうか。奥様は2008年に亡くなられてるんですが。
「陽光礼讃」という題通り、「明るい」が第一感。次は「楽しんでる」でその次が「色がいい」かな。新年にふさわしい絵でした。
これはご主人の作品。


何処からこんな形、構図、色がでてくるんだろうか? 一見描けそうなんだけど、やってみると絶対にこうはならない。まさに個性ですね。


夫婦ゆえに似てきたということもあるのだろうが、お互いが刺激しあえてたんじゃないかなと想像しながら観てきた。
12時頃に館を出た。暖かい陽気に誘われ、ブラブラ海岸通りを歩いてみることに。
雄大な相模湾、遠くに富士山、伊豆半島もうっすらと。海上には大小の船とヨット、手漕ぎのサーフィンを楽しむ若者。江の島から七里ヶ浜、鎌倉に至る海岸線、素晴らしい風景。最高ですね。
美術館から葉山マリーナまでの2km強を歩き、マリーナのレストランで昼食。「釜揚げしらす丼」これも美味でしたぞ。

ここでも「これはついてるね」を思わせる出来事が。八海山のしぼりたてをコップ1杯600円というから頼んだ。頼んだ時に店員さんが「もう1杯分しかないですが」という。「2杯、3杯吞むんならあとが続きませんよ」と親切心で知らせてくれたんでしょうね。1杯もあれば十分なのでOKを言う。店員さんが枡に入れたコップと一升瓶をもってきて、確かに残り少ない一升瓶からつぎだした。コップがいっぱいになってもまだ瓶が空にならない。「もう最後ですからサービスです」と下の枡までいっぱいにして「どうぞ」と言ってくれた。
「美味い八海山」でした。「これは春から縁起がいいわい」ですぞ。
ちょっと発見 というか 「我の固定観念」を。
電車で移動する際やはりどの路線でいくのが安上がりかは考える。基本「JRは高くつく」が固定観念としてある。今日の移動では南林間-大和-横浜-新逗子(京急利用。ここでJR横須賀線は高いはずで考えない)と南林間-藤沢-大船経由の逗子があったが、後者はJRが入る。これは「高いはず」で調べなかった。行きは前者で行き、帰りは「違う道がおもしろいだろう」で後者を使った。おっと、値段は後者のJR利用の方が安かった。
いかんですね、「JRは高い」と決めつけてる単純発想。 頭は柔らかく使いたいものだ。
ちなみに前者720円、後者515円でした。まわりからラッキーがきても自分で落としてるぞ。