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特例法は失礼

2017年01月20日 18時35分45秒 | 国を憂う
昨年の「お言葉」以来にわかに「退位」が議論され、政府では「有識者会議」を設け、近々この会議から答申が出されることとなった。大事な問題だと思う。僕の考えもまとめておこう。
僕は
 ・そもそも、皇室典範に「退位」の定義がないことが間違い。
 ・特例法で退位を容認するのは失礼。
 ・皇室典範に「退位」を定義してさしあげるのが筋。
 ・典範の改定が手続き面で時間がかかるというのであれば、その際は特例法もありか。
  ただし典範の改定期限を明示するのが礼儀。

昨年あの「お言葉」を聞いた時から「われわれ国民は『天皇といえども人だ』ということを考えずにきてしまった、サボってきた」と考えるようになった。「天皇」という名で人権の無い立場に置き、かつ定義の曖昧な「象徴」という仕事をお願いし続けてきた。現天皇がお1人でその「象徴」の中身を作ってこられたんだと理解した。
よって今回の「退位問題」を考えるにあたり、「戦後70数年、天皇および天皇家に多大な失礼をしてきてしまった」との反省を含まない方法は失礼であり、「失礼の上塗り」だと思うのです。
「とりあえず」的な特例法では反省の意が全く入ってません。「皇室典範」に「退位」の定義を設けてさしあげるのが国民としての正しい唯一の返答だと考えるのです。

われわれ庶民には「職業選択の自由」があり、「退職の自由」があります。天皇には両方無いのです。でも同じ人間です。せめて一方だけでも認めてあげていいじゃないですか。
もうちょっと中身で思うところを書けば、退位を決めるのは「天皇と、天皇家だけで決めればいい」としていただきたい。家業を息子に譲るのと同じでいいじゃないですか。天皇だからそれだけで「決まり」というわけにはいかんでしょうが、「いつ、だれに譲りたい」と言い出す自由、権利はあってもいいと考えるのです。
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