「ミッフィー」の作者ディック・ブルーナさんが、
16日夜、オランダのユトレヒトにある自宅でお亡くなりになりました。
私の絵本好きの原点は幼時の『ちいさなうさこちゃん』だったのでとてもショックです!
以前、ミッフィー好きの友人と原画展に行った
記事に書いた通り、ブルーナの絵本が大好きです。
いつも絵本を読む私たちを正面からまっすぐ見つめてくれる表情、シンプルな色と線、
この線を描くのに細い絵筆を使って、少しずつ1㎜ほどずつ輪郭の線を描いているのに驚きました。
表情がなさそうに見えるキャラクターたちが、私には読む時の心境によって顔が違って見えるのです。
1955年に「ミッフィー」を主人公とした絵本が生まれ、
日本では64年に石井桃子さん訳の『ちいさなうさこちゃん』が出版されました。
以来、小さな子供から大人まで幅広く親しまれている世界的に愛されるキャラクターに成長し、
120冊以上の絵本は世界50か国以上で翻訳され、販売部数は合計で8500万部を超えています。
日本で東日本大震災が起こった時、
朝日新聞社を通して自筆のイラストと子どもたちへの
メッセージを送ってくれ、
そのイラストのミッフィーはこの絵本のように涙を流していました。
世界の子どもたちのために、長い間本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌