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税所篤快 著 『ゆとり世代の愛国心』

2016-06-08 | 本の紹介
税所篤快 著 『ゆとり世代の愛国心‐世界に出て,日本の奇跡が見えてきた』(PHP新書)読了しました。

税所篤快(さいしょ あつよし)さんは、1989年、平成元年生まれ、現在26歳、
我が子たち(1988年、1990年生まれ)と同年代でいわゆる「ゆとり世代」と呼ばれる世代です。
4月に本校で講演会をしてくださいました。
19歳でバングラデシュに渡り、グラミン銀行に潜り込んだかと思えば、
eラーニング事業を立ち上げて貧困地域の高校生に映像授業を提供し、いまでは世界を股にかける若手起業家です。

「ゆとり世代」とは・・・
2002年度から2010年度まで、小・中学校での教育内容が、いわゆる「ゆとり教育」という学習指導要領に改正され、
この期間に学校教育を受けた1987年から1996年生まれまでの9年間を「ゆとり世代」とすることが多いようです。
「内向き」「草食系」「コミュニケーション能力(コミュ力)が低い」「打たれ弱い」、など、
ひとくくりにされて悪口を言われ、一方で「かわいそうに」と憐憫の眼差しを向けられる20代の若者たち。
大人が勝手に変えた教育課程で作られてしまった世代なのに、
まるで本人たちが悪いような言われ方に、私は常々疑問を持っていました。
この世代は、真面目で優しく、地に足を着けた生活をしていると、私は思います。

税所さんは教育の機会のない国々で、ネット配信を使った教育を提供することを思いつきます。
世界でeラーニング事業を拡げる活動をしていく中で、「日本に生まれて幸せだ」と何度も思い、
心の底から日本への愛国心を感じる瞬間に出会います。
訪れる者がいない辺境の土地なのに、日本人はたしかに尊敬されていたのです。
彼が最後にたどり着いた「本当にすごいのは日本というシステムだ。」という言葉にハッとしました。
世代間の争いなど無意味、異なる世代が力を合わせて日本をここまでにしたのです。

税所篤快氏の著書『ゆとり世代の愛国心』『「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう』が、
本校図書館に入っています。
是非、生徒たちに読んでもらいたいです!

今、TVで「ゆとりですがなにか」というドラマをやっていて楽しく見ています。
脚本は宮藤官九郎氏、「社会人経験ゼロの私が、45才にして初めて挑む社会派ドラマ」と称しています。
それから、本校に今、教育実習生がたくさん来ています。
まさに「ゆとり世代」の実習生たち、学生気分を吹き飛ばして頑張っています!

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