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図書館だより 「Library News 7月号」

2016-07-01 | 司書室より
図書館便り「LIBRARY NEWS 7月号」を発行しました。
こちらです → Google版 Yahoo版
(昨日からGoogle版が見られない状態になっていたらしく、現在は見られるように直しました。
失礼いたしました。)

今月号の特集は「本を読んで 世界を拡げ 心を豊かに!~夏休みには5冊の本を~」として、
第62回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書を紹介しました。
今年の高等学校の部は、

『タスキメシ』 額賀澪 著 小学館

『シンドラーに救われた少年』 レオン・レイソン 著 古草秀子 訳 河出書房新社

『ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯』 ヴォーンダ・ミショー・ネルソン 著 原田勝 訳 あすなろ書房

私は、『タスキメシ』と『シンドラーに救われた少年』を読みました。
『シンドラーに救われた少年』は、
第二次世界大戦中ナチスに囚われていたところを、間一髪シンドラーに命を救われたユダヤ少年による回想録です。
映画「シンドラーのリスト」も感動しましたが、その中にも出てくるユダヤ少年で、衝撃の事実が次々と…。
戦争は本当にひどい!
現在の朝ドラも第二次大戦中の大変な時、二度とこんな時代になりませんように。
『ハーレムの闘う本屋』はまだ読んでいませんが、こちらも真実を描いたドキュメンタリー。
1939年「黒人は本を読まない」と言われていた時代に、アメリカで黒人の店主が書店をオープン。
「知識こそ力」と信じていた店主ミショーは、まずは人々の意識を目覚めさせることからと、
型破りなプロモーションを展開します。
図書館に関わる者として、今後、是非読みたい本です。

今月の作家には歌人の俵万智さんを取り上げました。
今までこのコーナーでは、文学史の勉強にもなると思い評価の定まった故人ばかりを取り上げてきましたが、
生徒たちには「歴史上の人物」のように感じてしまうのかもしれず、反応も今ひとつでした。
これからは、時折現在活躍中の作家も取り上げていこうと思います。
7月の短歌と言えば、

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

1987年出版(もう30年も前になる!)の歌集『サラダ記念日』は260万部を超えるベストセラーになりました。
歌集がこれほど人気を呼んだのも初めてですし、新しい短歌があることを知ったのもこの本でした。
俵万智さんは、現在なお活躍中です。

来週木曜日から1学期期末テスト、図書館は昼休みも放課後も勉強する生徒たちでいっぱいです!

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