今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

私の夏休み Part2 美術展&アフタヌーンティ篇

2013-08-14 | アート
私の夏休み2日間のうちに、2つの美術展へ行きました。

まず一つは、六本木にあるサントリー美術展で開催中の「生誕250年 谷文晁展」

江戸時代後期の関東画壇で、中心的存在だった谷文晁(たにぶんちょう)生誕250年を記念した展覧会です。
この展覧会のサブタイトルは「この絵師、何者?」、何者かを一言で言えないのが谷文晁という絵師。
狩野派、四条円山派、南蘋派、土佐派、南画、中国の山水画、西洋画に至るまで、
異なった先達の画風を次々に吸収、自家薬籠中のものとする才に恵まれたのですね。

抜群の画力をもちながら、あまりにも多様な画風の作品を残したので、
「これこそ文晁」とよべる代表作をあげることが難しく展覧会で絵を見ていても「これも文晁?!」と思ってばかり。
その多様さはこんな感じです。

  

そしてその交友関係の華やかさは特筆ものだったそうです。
江戸後期の上級武士、老中松平定信に仕え、酒井抱一・大田南畝らと交わり、渡辺崋山ら弟子を育て・・・
と、その多才ぶりと勤勉ぶりには目を見張らされます。

もう一つの展覧会は渋谷Bunkamuraで開催中の「レオナール・フジタ展 ポーラ美術館コレクションを中心に」


箱根にあるポーラ美術館からの出展がほとんどですが、以前箱根へ行ったときに大雪でこの美術館へ行けず心残りでした。
藤田嗣治は好きな作家さん、この展覧会は嬉しいです♪
会期が始まったばかりだからなのか、思いのほか人が少なくてゆっくり見られました。

 

絵のすぐそばまで目を近づけて、その“乳白色”の滑らかさをじっくり見ることが出来ました。
この滑らかさの秘密には、最新の科学調査によると下地にベビー・パウダーが使用されていた可能性が高まったそうです!
私はフジタの描く猫の絵が大好き♪

未公開作品を含む遺作が、藤田が妻の君代さんとともに眠るフランスのランス市に寄贈され、
没後50年にあたる2018年に開館する予定の市立美術館の常設展示室で一般公開されるようです。
ランスには彼が壁画を手掛けた「フジタ礼拝堂」もあり、5年後是非見に行きたい!!

その後、Bunkamuraに隣接するデパートの美術画廊へ行ってみたら、
そこでは「夏の絵画大市」が開催中で日本画・洋画・版画の作品がたーくさん販売されていました。
デパートの美術画廊は無料で有名作家さんの絵を見られて、画商の方にいろいろお話も伺えて好きな場所♪
私がずっと欲しいなぁ~と思っていたフジタの猫の絵もありました、が、お値段が・・・
今、大人気の千住博さんの絵には1000万円を越えるものも!!

良いものをたくさん見て目が満足されたのち、お腹も満足させるために「ラ・ブラッスリー シェ・松尾」でアフタヌーンティ♪

 

興味関心が似ている友人と洋食器のコレクションや絵のことを語り、食べて、飲んで、また語り・・・
あっという間に楽しい時は過ぎます。

帰宅するために池袋へ行くと、ゲリラ豪雨&路線駅落雷のため全線不通になっています!
えぇ~~~!?また!
猛暑で大混雑のホームで待つよりは、と東武デパートの美術画廊へ行ってみたら、
今度は「絵画入札会~美術商が逸品在庫を大放出~」実施中。
絵画の楽しい世界を堪能し、それでもまだ電車が動かないので今度は「フォション」でお茶してしまいました♪


耳も、目も、お腹も、大満足、楽しい私の都心で過ごす夏休みでした♪
夏休み、空・木・土にまみれる多忙な毎日からちょっと脱出し、文化の香りに触れて超リフレッシュ!!
すっかりお世話になった友人に感謝感謝です。