今日は準備出勤、朝から会議がありました。
夏休みも終わります。
私がこの夏休み中に読んだ本は、
全部で10冊となりました。
本のジャンルは様々、最後に読んだのがこの『奇跡のリンゴ』でした。
この春に映画も公開されていましたので気になっていましたが、行くチャンスを逃しました。
この本は、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介されたリンゴ農家 木村秋則さんを取材したものです。
ご存知の方も多いでしょうが、無農薬でリンゴを作っていらっしゃり、そのリンゴが「奇跡のリンゴ」と呼ばれています。
リンゴ栽培には農薬が不可欠で、誰もが信じて疑わないその「真実」に挑戦しました。
「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、
農薬に代わる「何か」を探して手を尽くします。
9年間もリンゴの花が咲かず、やがて収入はなくなりどん底極貧生活に突入。
壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村さんが辿り着いたもうひとつの「真実」、
それは、農薬を使わない、下草も刈らない、肥料を与えないという超自然農法でした。
私がこの本が気になったのは、我が家でもブルーベリーを作っているからです。
我が家の
ブルーベリー園も、半年間は下草を刈らず(刈れず?)農薬も肥料も使っていません。
うちの場合は人手がなくて手をかけられないので、仕方なくほったらかしにしているのですが・・・
そんな我が家のブルーベリー園は野性味あふれ、お客さん曰く「ワイルドですね!」という感じです。
あまり剪定もしないので木は大きく、人だけではなく、虫も、鳥も、野ウサギもやって来ます!
網をかけないので鳥が実をつつき、傷がついた実に虫が集まり、その虫を狙ってカマキリや蜂がいて・・・
木村さんの園と同じことになっています。
地面に落ちた実を拾って食べても、その安全性は大丈夫だとさえ思っています。
この完全無農薬・無化学肥料の超自然農法が気に入ってくれていらしてくれるお客さんも多いです。
そして今年、同じ町内の他のブルーベリー園は不作で2週間ほど前に終わってしまっているところも多いのですが、
不思議なことに我が家の木にはまだまだ実が大量についています!(写真は8/30)
同じ町内、日照量も雨量も木も土もほぼ同じはずです。
こんな畑じゃ枯れちゃうかもしれないから、次世代を残すために頑張って実をいっぱいつけてるのかな?
激しい雷雨の後、実が落ちてしまっているだろうと思いましたが、それほどでもなく実はしっかりついていました。
9月に入って仕事が始まるとお客さんも呼べないので、毎年最後の頃は実が下に落ち放題です。
いつも「もったいないなぁ~!でも自分じゃ摘み切れないし…」と心穏やかではなかったのですが、
夫曰くそれが木の肥料(自前!?)になるし、しかも実は酸性なのでブルーベリーの木に適した酸性の土になるというのです。
(ちゃんとやらないことの言い訳か?!)
私も、あまり手をかけすぎると木がひ弱になり、力が無くなってしまうのかもしれないと思い始めました。
専門家ではないので、あくまでも推測に過ぎませんが。。。
何もしてあげなくても(ごめんね)、自分の力で強く生きている我が家のブルーベリーはエライ!!
人間も同じ!
お客さん曰く「過保護はダメ!!」
人も木もおおらかに育てています♪