カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

やってはいけなかったことが発見された!

2023-07-31 | 時事

 連日ビッグモーター騒動。最初は何のことかと思っていたが、いろいろ解説してくれる人が多くて、というか、今の話題がこれ中心になっていて、どんな話もビッグ関連になっていく感じだ。皆さんなじみのある会社であるらしいことと、それなりに思うところの多い問題なのかもしれない。
 面白いと感じるのは、僕は新聞くらいしか情報源が無いが、メディアのほうは怒っているニュアンスが強いのであるが、一般の人というか、僕の周りで教えてくれる人の反応は、結構面白がっていることである。ずいぶんへんな会社があったもんだなあ、と僕が言いうと、たいていの人は「いやいや、これ、どこでもやってるでしょ!」というのである。さすがにここまでやってた会社は特殊な感じだとは思うものの、皆さん最初から織り込み済みで信用してなかったのか? そういう反応に二次的に驚いているのだが、そうするとこれは、やはり他にもあるある問題であると考えてもいいのかもしれない。
 僕は一度だけビッグモーターには行ったことがある。多良見店だったと思う。それは単純に車を見に行ったのである。広い敷地にたくさんの車が置いてあるんで、見本として見に行ったというのがある。現物を確認して、知り合いの業者に頼んでその車種をオークションで買ったのである。利用してすいませんでした。若い店員さんの感じも良くて、マニュアルで鍛えられてるなあ、と思った。たぶん歩合制なのではないか、と思った。
 しかしまあ、このような中古車販売店は、値段が高いことは情報としては知っていて、最初から買う気はなかった。いろいろオプションがついてきて、場合によっては新車より高いともいわれていた。しかし客は、ここで喜んで買うのだ。そういうのって面白いな、とは感じていて、人というのは、やはり対面情報に価値を見出しているのかもしれない、と考えていた。
 今回の騒動で、この会社は相当のダメージを受けているはずである。自業自得じゃないか、と言われればそうかもしれないが、この影響で大きく利益を得るところがあるはずである。必死でたたいているところは、そういうところを考えているのではないか。
 また、先に紹介した、「どこでもやってる」のではないか、という感じ方というのにも、おそらく根拠がある。せっかく修理をするのなら、ちゃんと保険を使いたいと考えている顧客がいるのではないか。そういう要望と、会社の利益は相関する。そこに普通は保険会社は立ちはだかるものだが、そこにも顧客獲得の誘導が働いたとすると、まあ、納得しやすい。ことは案外単純なのである。だからその分かりやすさとして、辞任した社長の発言は信用されないわけで、しかし認めると裁判でひどく負けるという将来のことを考えると、ああ言うよりない、というのも分かっているのだ。
 要するに茶番であるわけで、やっぱりそうだったんだな、という通りのことが、次々に明るみに出ている訳である。そうして街路樹が枯れていたりして、行政まで絡んだような問題になった。もっと叩いて懲らしめなければ、という事である。大衆の快感のために、ものすごく適当な存在が立ち現れている。やくざ国家日本の、見本のようなやっちゃった会社が、今崩れ落ちている過程にあるのであろう。
コメント
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