あそこに立っておられるのは誰ね~。
っということで、坂本龍馬ゆかりの広場なのである。銅像の彼は祈りをささげており、その方向というのが、亀山社中所蔵の木造船「ワイル・ウエフ号」が遭難した沖合に望んでいるのである。
当時難破した船の破片がこのあたりに流れ着き、そういうものを集落の人が隠し持っていたこともあったのだという。
釣り場としてもよさそうなところでした。実際釣りから帰ってきている人もいたみたい。魚はもってなかったような気もしたけど……。
この後僕らもここで記念撮影しました。坂本はんは、いろんなところで銅像にされたとバイね。人気のあらす人は、あっちこっちで使われらすバイ。
単に波に洗われただけの岩だけじゃなく、切り出されたり崩されたりしたのもゴロゴロと転がっておりました。
まあ、そういう石の多いところというのを銘記しておいてください。
それで、運転手さんが、このあたりの小さな集落を見てくれってことでやってきたのは、赤尾地区。石を使った家づくりのものが残っているのだということでした。
ははあ、なるほど。
細い通りの両脇に、なんというのかな、下のところだけは石を板にして使ってますね、その上は木造の建物であるようです。
それにしても建物のあいだの間隔が狭い。密集住宅の上、小さい路地が縦横にめぐってます。子供のかくれんぼには、最適の場所かもしれないです。
こういう風にして、石文化が生かされているんでしょうね。
さて、またちょっと移動しまして砂浜にやってきました。
蛤浜海水浴場です。名前の通り以前はハマグリがたくさんいたんだそうですが、今はほとんどとれん、ということでした。
仲間の一人が、以前子どもさんと一緒に来たことがあるそうで、本当にいつまでたっても膝の高さくらいの浅い海が沖の方まで続く、いわゆるとんでもない遠浅の海岸なんだということでした。今回は誰も水着も持ってきてないし、半ズボンでもないし、チャレンジする人はいませんでした。大人だもんね。
カラスがたむろって何かつついてまして、近づいたら、打ち上げられた魚でした。食事を邪魔してすんませんでした。
これは満ちてきているようで、もう少し引いたら、もっと砂浜の臨場感がうまく撮れたかもしれません。
ということで、ホテルに入って食事です。温泉施設は、今夏の台風で壊れて、まだ復旧がかなわないということで、少し残念でした。高台にあるリッチな感じのホテルでしたが、コロナ対策もあるということで、時間入れ替え制の食事となりました。
まあしかし、料理はこじゃれてて美味しかったです。
いろいろお話はできて、いつの間にか大音声だったことと推察いたします。楽しくてよかったですが……。
そうして二次会は部屋飲みで、ここに来る前にスーパーで買い出ししておいたものをガツガツ食い直し飲み直ししたのでした。まあ、よいところで就寝出来て、体力的には助かりました。
ということで朝になり、同室の人は朝風呂ということで、僕は朝食前の散歩に向かいました。
近くに野球場があるようでした。
奈良尾というのは上五島の南側にありまして、しかし空を見ると東の空に太陽が昇ってきてまして、一瞬方角が分からなくなりました。
まあ、入江が入り組んでいるので、そういう錯覚に陥ってしまったのでしょう。とにかく入り江がいくつもあって、漁港がそこにいくつも点在して、本当に面白いところだなあ、と思います。
なんか偉い人なんだろうか。
奈良尾の集落。
泊まっていたホテルです。
朝食もいただきました。
後に知ったところによると、ふるさと観音公園というそうです。