カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

日没後、西の空に注目

2015-05-07 | 散歩

 水星や金星は太陽と地球の間にあるので、地球に住む僕らから見て、太陽の反対側になることは無い。そういうわけで、この二つの星が真夜中の夜空に見えることは無い。太陽からも大きく離れた位置に見えることも無い。そういう理由で、目にすることができるのは、明け方か日没後しばらくということになる。明け方なら東の空、日没なら西の空という訳だ。
 という訳で、今日は水星が東方最大離角となる。太陽から東方にもっとも遠い距離になるということで、地球から見ると逆になって、西の空のもっとも高い位置に見えることになる。水星は金星より小さく見えるので、双眼鏡などで確認すると良いかもしれない。
 ちなみに、よりはっきり分かる金星の東方最大離角は、ひと月後の6月7日だ。覚えておくと、ずいぶん空の高い位置に輝く金星を目にすることができるだろう。
 水星の方が太陽に近いからより強く太陽の光を浴びているはずだが、金星の方が地球に近いため、逆に地球からは金星の方が大きく輝いて見える。僕は子供のころにこの事実がよく理解できていなかった。太陽は自ら輝くが、惑星は太陽などの恒星の光を反射しているだけである。だから遠い星で輝いているのは恒星で、宇宙の黒い闇の中には、目に見えない惑星などの星々で埋め尽くされているはずだ。そうして火星から見ると、恐らく地球がより輝いて見えることだろう。
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