カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

何かを決めたい人が居る世界じゃないんだ

2012-09-05 | culture

 入院中は何しろ暇だから活字ばかり追う。新聞もいつもより念入りに読むし、雑誌も普段はゴシップの類はまったく読まないが、ついついついでに読んでしまったりする。まあ、それでも芸能人の顔を知らないので何の話かはあんまりよく分からないのだが。
 僕はスポーツも本当は好きなのだが、働き出してから本を読む時間を確保するために中継は極力見ないようにしたために、いつの間にか大相撲以外はほとんど興味を失ってしまった。雑誌で野球選手の話が出ていても、なんだかぴんと来なくなってしまった。時代の流れるのは意外に早いものだと思わされる。松井稼頭央が楽天に居ることを知ってびっくりしちゃったよ。
 ところで分厚いので久しぶりに文藝春秋をつれあいに買ってもらって読んだのだけど、これがまた大人たちは政治が好きなんだなあという内容で、久しぶりに何となく驚いた。なんといまだに小沢一郎の話なんかが入っている。彼はまだ政治の世界ではスターというかアイドルというか、注目されるような人なんだね。まあ、確かに以前は存在感のある人だったかもしれないが、僕なんかのノンポリは、とうに終わって久しいと思ってたよ。
 実はその上にさらに情けなく思ったのは、結局小沢一郎が政治で政策として何をやりたかったかがまるで書いて無い事だった。権力闘争が面白いのは分からないではないけど、政治って何の政策をやりたいかが問題じゃないのだろうか。まあだから僕はノンポリなんだろうけど、まったく理解できない世界だ。やりたいことがあって入るんじゃなくて、権力をどうこうするために政治家になるんだっけ? まあ、そういうものかもしれない人が居たって構わないかもしれないけど、それって結局普通の組織は干されるんじゃなかろうか。なんかの実績が無い人がキャリアを積むことなんて無いだろうし、仕事の情熱って、何かやりたいこととか、与えられた何かを形にできるってことが重要な気がしないではない。政治にだってその具体的舞台がありそうなものだけど、消費税がどうだとか(それって目的じゃなくて手段だ)いう話は聞いても、この政治家が政策の顔になってるってことはあんがい稀なことかもしれない(もちろん居ないでは無いが)。いや、新幹線を通す、なんて族議員は居るんだっけ。
 できるだけ、というかあんまり政治話題はブログには書きたくないようなところがあったのだけど、ついつい余分に雑誌読んじゃってすまんこってス。
 維新の会は別だ、という意見もあるかもしれないけど、このような雑誌の興味って、その勢力がどれくらい政局に影響するかってってことに結局なりそうだもんね。それが駄目だと僕がいっても何の影響も無いことは確かそうだけど、根本的にそれが駄目なんだよね。
 まあ仕方なく投票には行くんだけど、特に国政はどうでもいいですね。影響を受けるのは癪だから政策がどうなるかは注視せざるを得ないけど、政局の動向は(たとえそれが大切と言われても)本来はやっぱりそんなに重要である必要はないと思う。だから騒いで楽しむということなんだとはいえるけど、少なくとも小沢一郎がいまだにスターだという記事が生きている時点で、始まる前に終わっている気がする。
 今までもそうなんだけど、出来るだけ何にも決めない政治ということで、これからもよろしくお願いします。
コメント
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