魑魅魍魎の大騒ぎ

2018-07-22 | 【断想】音楽
 モデスト・ペトロヴィチ・ムソルグスキー(1829-1881)の交響詩「はげ山の一夜」
 リムスキー=コルサコフが編曲している。
 元の題名は、「はげ山での聖ヨハネの夜」。
 その夜は、暗闇からの精霊、悪魔の使い、さまざまな魑魅魍魎が現れて大騒ぎ。
 夜明の教会の鐘がなる。
 みんな消えていきます。
 《アンセルメ・ロシア音楽コンサート/はげ山の一夜/スイス・ロマンド管弦楽団/LONDON》

ショパンの《葬送》

2018-07-22 | 【断想】音楽
 ショパンの「ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品35《葬送》」
 この曲は、4楽章で出来ているが、まず第3楽章の《葬送行進曲》が作られ、その後に、ソナタにするというので、残りの3楽章が書かれたということだ。
 それで、第3楽章を聴き、あの後で、全曲を聴いた。
 アルゲリッチピアの演奏で、グラモフォン盤。
 ラヴェルのきらびやかなピアノ曲を聴いた後に、ショパンを聴くと、やはりずっと前の時代の曲だなあと感じる。
 この曲の5年後に作られた「ピアノ・ソナタ第5番」は、まとまりがあり、ショパンの全ピアノ作品の中で、もっとも雄大であるとのこと、そのうち、聴こう。

すごく美しいよ!

2018-07-22 | 【断想】音楽
 ラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」
 マルタ・アルゲリッチのピアノ
 クラウディオ・アバド指揮
 ロンドン交響楽団
 グラモフォンのCD
 「20世紀に書かれたピアノ協奏曲の中で、最も美しい魅力的な作品」
 との評がある
 わたしは、多くの曲を知っているわけではない
 だけど、この評に賛意を表したい
 凄く美しい
 抜群に美しい
 きらびやかさ
 しなやかな躍動感
 あきさせない音の連なり
 第2楽章のピアノ
 小さいけどたしかな意志
 アルゲリッチだからということもあるかな

「バッカスとアリアドネ」

2018-07-22 | 【断想】音楽
 ルーセルのバレエ音楽「バッカスとアリアドネ」(2幕)。
 シナリオはA・エルマンによる。
 そのスジを知れば、もっと魅力が増すのだろう。
 だけど、音だけでも楽しいよ。
 色彩があって、起伏があって。
 シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団(BMG)で聴いた。

ロジェの“ガスパール”

2018-07-22 | 【断想】音楽
 ラヴェルのピアノ曲「夜のガスパール」(3曲)。
 パスカル・ロジェのピアノで聴く(DECCA盤)。
 水の精(オンディーヌ)
  きれいな水の流れだね
  濡れた髪、濡れた肌 魅惑的だね
  だけど、まだ、溺れ死にたくはなんだよ
 絞首台(ジベ)
  静かな晴れた日だね
  広場には誰も人がいないね
  絞首台にぶらさがて死んだ人だけだ
 スカルボ
  いつものことだね
  そんなにふくれっ面するもんじゃないよ
  だいじな糸が切れちゃうよ
  それみたことか