夜のガスパール

2018-07-21 | 【断想】音楽
 ラヴェルのピアノ曲「夜のガスパール」。
 ベルギーの詩人の詩集からの3曲でできてます。
 水の精  君は美しいけど水の精
      窓の外に出てびしょ濡れにはなりたくないよ
      そんなに怒るなよ
 絞首台  お城から鐘の音がします
      絞首台にはぶら下がった屍体があります
      彼が何か呟いてるの聞こえませんか
 スカルボ あいつはへんな奴なんだ
      身の程知らずのお馬鹿さんだよ
      あんなに膨らんじゃわれちゃうよ
 サンソン・フランソワ(EMI盤)の演奏で聴いた。
 フランソワは、ラヴェルと同じく怪奇なものが好きだったとか。

ラヴェルの弦楽四重奏曲

2018-07-21 | 【断想】音楽
 ラヴェルの「弦楽四重奏曲ヘ長調」を聴く。
 ラヴェルは好きだし、ラヴェルならではの洗練された感覚にすばらしいとは思うけど、どうもこの手の弦楽合奏は、愉しめない。
 はじめ、ドビュッシー弦楽四重奏団(CALLIOPE盤)の演奏で聴いて、愉しめないのはそうにしても、こんなに不鮮明のハズはないと感じた。
 それで、CHILINGIRIAN弦楽四重奏団(EMI盤)の演奏で聴いた。
 ずっとマシだと感じはしたが、愉しむにはいたらなかった。