“恋は魔術師”Ⅳ

2018-07-24 | 【断想】音楽
 ファリャの「恋は魔術師」
 アリシア・デ・ラローチャのピアノで聴く。
 組曲「恋は魔術師」として5曲
  パントマイム
  情景-きつね火の歌
  恐怖の踊り
  魔法の輪
  真夜中-火祭りの踊り
 レーベルは、LONDON

“恋は魔術師”Ⅰ

2018-07-24 | 【断想】音楽
 ファリャのバレエ音楽「恋は魔術師」(オリジナル版1915年)を聴く。
 一幕二場からなるジプシーの恋の物語である。
 ヘスス・ロペス=コボスの指揮
 ローザンヌ室内管弦楽団の演奏
 歌うのは、アリシア・ナフェ(メゾ・ソプラノ)他
 DENON盤
 火祭りの踊り、きつね火の踊り・・・・
 歌も台詞も音楽もとても魅力的だ。

“ブラジル風バッハ”

2018-07-24 | 【断想】音楽
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959)の「ブラジル風バッハ」は全部で9曲。
 1,2,5,9番がが入ったEMIのCDで、第1番を聴く。
 1958年の録音で音は古いが、音楽のよさは充分。
 どうして、好きなんだろうと思う。
 のびやかな気分になれるところだろうか。
 やさしい旋律に癒やされるのだろうか。
 他にはない独特のムードに魅力を感じているのだろうか。
 いつもは、別のCDで聴いている。

宇宙の旅で

2018-07-24 | 【断想】音楽
 ジェルジ・リゲティ(1923-2006)は、ハンガリー出身の音楽家。1956年に西側へ亡命。
 「アトモスフェール」(1961年)を聴く。
 この曲は、トーン・クラスター技法を全編にわたって使っている。
 トーン・クラスターについては、このブログで、2009年5月23日に書いている。
 また、この曲は、1968年のSF映画、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」で宇宙空間シーンで流れており、広く知られることになった。
 そのようなシーンで使われるのはいいが、普通の鑑賞には向かない。
 要するに、音楽としては、愉しくない。
 《アバド指揮/ウィーン交響楽団/WIEN MODERN/グラモフォン》

グラスのサキソフォーン

2018-07-24 | 【断想】音楽
 フィリップ・グラス(1937- )は、自身のことを「シアター・コンポーザー」であると語っている。
 代表作は、「浜辺のアインシュタイン」。劇場作品である。
 一般に、インド音楽を取り入れ、ミニマル・ミュージックに新しい地平を開いたと言われている。
 「サキソフォーン・カルテットとオーケストラのための協奏曲」を聴いた。
 この曲は、「反復」はあるが、退屈させるものではない。
 愉しさのある現代曲である。
 ライヒの言ったような子理屈とは無縁な感じだ。
 Russell Davies/Rachèr Saxphone Quartet/tuttgart Chamber Orchestra/NOCESUCH

1960年代末の風景

2018-07-24 | 【断想】音楽
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003)は、イタリアを代表する現代音楽家。
 「シンフォニア」は、1968年のニューヨーク交響楽団125周年記念の折の委嘱作品で、バーンスタインに献呈されている。
 1960 年代末の社会的事象や思潮の諸相をコラージュ状にオーケストラ作品にしたものと言われる。人声が入る。
 過ぎてしまったあの時代をどのようにとらえるか。
 さまざまなものが沸き立ち、混沌としていたと言えば、まさにそうである。
 そんな饗宴の中で感じたものを大切にしている自分がいる。
 曲は、音楽には違いないが、いろんなものを貼り付けた絵画を見るような感じもする。
 シャイー指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ、DECCA盤で聴いた。