今年は西!《明治安田J1》第33節最終日。首位の神戸が名古屋を下して最終節を残して初優勝を果たした。20勝8分け5敗の勝ち点68とし、2位横浜Mとの勝ち点差を4に広げ、トップでシーズンを終えることが確定した。Jリーグが発足して以降、関西に本拠地を置くクラブが頂点に立つのは2005年、14年のG大阪以来3度目。今年はプロ野球でもセ・リーグは阪神、パ・リーグはオリックスが優勝しており、サッカー、野球ともに関西勢が頂点に立った。J、セ、パのすべてで関西勢が優勝を独占するのは史上初のこと。なお、G大阪が過去に優勝した05年は阪神がリーグV、14年はレギュラーシーズン2位からCSを勝ち上がって日本シリーズ進出を果たしており、Jリーグで関西勢が優勝した年は阪神が必ず日本シリーズに進出している。
《大相撲九州場所》14日目。2敗で優勝争いトップに並んでいた大関・霧島(27・陸奥部屋)と西前頭8枚目の熱海富士(21・伊勢ケ浜部屋)の直接対決は、霧島が寄り切りで貫禄の勝利。12勝2敗で優勝に王手を懸けた。霧島はこれで7日目から8連勝。あす千秋楽で勝てば、今年の春場所以来4場所ぶり2度目の優勝が決まる。また、今年6場所計61勝とし、初の年間最多勝を確定させた。熱海富士は3敗に後退も、史上最速優勝の可能性を残して千秋楽を迎える。2場所連続優勝と今場所での綱獲りの可能性が消滅した大関・貴景勝は関脇・大栄翔に一方的に突き出されて9勝5敗。大栄翔は9勝目を挙げ、年間60勝に到達した。豊昇龍は豪快な上手投げで平幕の翠富士に勝ち、9勝5敗とした。関脇の琴ノ若は平幕・湘南乃海を突き落としで下して10勝目。関脇で初めて2桁白星を挙げた。熱海富士を応援していたが…でも2場所連続準優勝はお見事!
ゴルフの話題。国内女子メジャー《JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ》3日目。メルセデスランキング1位の山下美夢有が2年連続の年間女王、大会連覇に王手をかけた。2位から出て6バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」で回り、通算8アンダーの単独首位に浮上した。今季1勝の森田遥が首位から出て「73」で回り、6アンダーの2打差2位。今季1勝でこの日のベストスコア「66」を出した蛭田みな美と高橋彩華が5アンダー、3打差の3位につけた。女王戴冠には山下よりも上位フィニッシュが最低条件のランク2位、申ジエ(韓国)は5位から出て「73」で2アンダー。山下と6打差の7位で最終日を迎える。申と同様に逆転女王の可能性を残すランク3位の岩井明愛は20位から出て「75」で5オーバー23位と、逆転タイトルは厳しくなった。山下が貫録のゴルフ。このまま女王の座を守りそう。
国内男子ツアー《カシオワールドオープン》3日目。賞金ランキング2位の金谷拓実が6打差8位から出てボギーなしの4バーディ「68」でプレーした。9月《フジサンケイクラシック》以来となるツアー6勝目へ通算10アンダー首位に浮上した。細野勇策、大西魁斗、鍋屋太一、トッド・ペクも「68」で回り、金谷と並ぶ首位の混戦で残り18ホールとなった。米澤蓮、リュー・ヒョヌ(韓国)、杉本エリックの3人が通算9アンダー6位。賞金ランキング1位の中島啓太は26位から出て6バーディ、1ボギー、この日のベストスコアタイ「67」で回り、通算8アンダー。ランク3位の蝉川泰果らと並ぶ9位に浮上した。3週前の《マイナビABC選手権》に続くツアー5勝目を狙う。3打差首位から出た池村寛世は3ボギー2ダブルボギー「79」とスコアを落として通算5アンダー19位で3日目を終えた。結局は金谷、中島、蝉川の争いか。久々上位の米澤にも期待する。
欧州男子ツアー《フォーティネット オーストラリアPGA選手権》3日目。10位から出た星野陸也が7バーディ、ノーボギーとこの日のベストスコアに並ぶ「64」をマークし、通算14アンダーの単独2位に浮上した。地元オーストラリア勢がひしめく上位勢に割って入り、DPワールドツアー(欧州ツアー)初優勝に向けて首位と3打差で最終日に入る。通算17アンダーの単独首位に、海外メジャー2勝のミンジー・リーを姉にもつミンウ・リー(オーストラリア)。連日の「66」と伸ばしてトップの座をキープし、母国でツアー通算3勝目に前進した。通算13アンダーの3位にツアー未勝利のカーティス・ラック。通算12アンダーの4位にアダム・スコットとオーストラリア勢が続く。久常涼は7バーディ、2ボギーの「66」と伸ばし、30位から通算8アンダーの11位に浮上。同順位から出た比嘉一貴は6バーディ、4ボギーの「69」で回り、通算5アンダーの27位で終えた。星野は嵌るかどうか。嵌ったら十分優勝もある。しかし安定感がないのも確か。やっぱりアダム・スコットが優勝1番手か…。
今日は会社の後輩と府中に出かけ競馬を楽しんだ。残念ながら馬券はマイナスだったが、久々の競馬場を満喫した。今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第10回京都2歳S】は、ジョアン・モレイラ騎乗の1番人気シンエンペラー(牡・矢作芳人厩舎)が後方からレースを進め、向こう正面半ばあたりで徐々に位置を上げて直線に入ると、鞍上のゲキに応えるようにグングンと伸びて突き抜けた。2020年の【凱旋門賞】馬ソットサスの全弟がデビューから無傷の2連勝、00年の【富士S】を勝ったダイワカーリアン以来23年ぶりとなる仏国産馬によるJRA重賞制覇を果たした。タイムは1分59秒8。半馬身差の2着にはプレリュードシチー(10番人気)、さらハナ差遅れた3着に僕本命のサトノシュトラーセ(3番人気)が入った。
勝ったシンエンペラーはどれだけ強くなるのかと思う競馬だった。馬が子供でなかなか進み具合は良くなかった。後半になり、少しずつ良い流れになってきて直線では、スペースに素晴らしい反応で抜けてきた。これでも勝ってしまうのかと思うポテンシャルの高さは今後末恐ろしい。2着プレリュードシチーは3着馬と一緒に伸びてきた。それでも2着死守は立派。ただその前に1頭凄い馬がいた。3着サトノシュトラーセも現状の力を出し切った。まだ良くはなりそうだが…。
勝ったシンエンペラーは、父Siyouni、母Starlet’s Sister(母父Galileo)という血統。仏・Ecurie Des Monceauxの生産馬で、馬主は藤田晋氏。通算成績は2戦2勝。重賞は初勝利。矢作芳人調教師は15年ドレッドノータス、J・モレイラは18年クラージュゲリエに次いで【京都2歳S】2勝目となった。
明日の予想。まずは東京12R【JC】は観るレースかもしれない。人気でも本命は2番イクイノックス。ルメールを2400mの東京で無視してはいけない。まして逃げることができる馬が2番枠で前が詰まることはない。相手は1,3,5,8,10,17番。絞れば1,17番。【JC】が堅い決着になりそうで馬券的はこっち。京都12R【京阪杯】は2番ビッグシーザー。ここ2戦大敗もそれでも1番人気だったのだから評価は高かった馬に坂井が騎乗。乗り替わりで内枠なら狙わない手はない。相手は5,9,10,12,15,17番。
今日の一口馬。ジャーヴィスが京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400mダート)に出走して結果6着。鞍上の酒井は「今日は念願の外枠でしたし、ゲートを出たなりで競馬をしようと思っていました。外に馬がいなかったこともありますが、今日は他馬を気にする様子はなくスムーズに競馬ができましたよ。4コーナーで外から被されましたが、臆することなく直線で一緒に上がってこられましたしね。もう1つ上の着順になれれば良かったのですが、段々と常識に掛かるレースができるようになったのは収穫だと思います」(酒井学騎手)とのこと。少しずつ常識にかかってきた。今日の競馬観たらもう少し距離がっても良さそう。明日はアルシミストが東京6R【2歳新馬】(1800m芝)に出走する。キャロット、ルメール、木村厩舎で人気の一角にはなりそう。勝ってほしいとは思っているが、とにかく次に繋がる競馬をしてほしい。