人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

強かったリバティ、惜しかったマンダリン

2023-04-09 17:42:37 | Weblog

 まずはゴルフ。国内女子ツアー《富士フィルム・スタジオアリス女子オープン》最終日。首位で出た昨季年間女王の山下美夢有が4バーディ、ノーボギー「68」でプレーし、通算9アンダーまで伸ばして36ホールに短縮された短期決戦を制し、今季初優勝を遂げた。昨季の最終戦《JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ》以来となるツアー7勝目。1打差の2位に阿部未悠と岩井千怜が入った。岩井は山下と並んでいた最終ホールでボギーを喫し、ツアー3勝目を逃した。通算7アンダー4位に仲宗根澄香。福田真未、高橋彩華、イ・ミニョン(韓国)の3人が通算5アンダー5位で続いた。前年大会覇者の上田桃子は西郷真央、ルーキーの鶴瀬華月とともに通算4アンダー8位。通算3アンダー11位には鈴木愛、菅沼菜々、林菜乃子、小倉彩愛ら9人が並んだ。小祝さくらは通算1アンダー25位。地元・兵庫出身の安田祐香は新垣比菜、比嘉真美子、笠りつ子らと並んで通算イーブンパー28位で終えた。最後は山下の貫録勝ち。ここぞとのショットはさすが。上田は2日間開催でも最終日イマイチだった。
 ゴルフの祭典《マスターズ》は3日目のプレーも、悪天候のため翌日順延が決定した。 順延となっていた第2ラウンドを終了し、そのまま第3ラウンドに入ったが、現地時間の午後3時15分に翌日持ち越しが決定した。松山英樹は11番終了時点で2バーディ・1ボギー・1ダブルボギーで一つ落とし、トータル2アンダー・暫定17位タイとなっている。 トータル13アンダーで暫定首位に立つのはブルックス・ケプカ(米国)。6番を終えて、暫定2位のジョン・ラーム(スペイン)を4打リードする。アマチュアのサム・ベネット(米国)がトータル6アンダーの暫定3位。トータル5アンダーの暫定4位タイにパトリック・キャントレー、コリン・モリカワ(ともに米国)ら4人が続く。ギリギリで予選を突破したタイガー・ウッズ(米国)は7ホールを終えて6つ落とす苦しい展開。トータル9オーバーで暫定54位、最下位となっているが、《マスターズ》の歴史にまたひとつ、その名を刻んだ。今回の予選通過はアマチュアだった1996年大会以来となるオーガスタでの予選落ちを回避したもの。これで出場23大会連続の決勝ラウンド進出となり、ゲーリー・プレーヤーで(南アフリカ)、フレッド・カプルスの最長記録に並んだ。そのカプルスだが通算1オーバー40位で決勝ラウンド進出を果たし、63歳6カ月5日の《マスターズ》最年長予選通過の記録を更新した。声までは、ベルンハルト・ランガー(ドイツ)が保持していた2020年の63歳2カ月18日を108日上回った。カプルスは1992年大会の覇者として生涯の出場権を有しているが、予選通過は2018年以来。今回の予選通過でオーガスタでの予選通過31回も、最多37回のジャック・ニクラスに次ぐ歴代2位に浮上した。ここまで天候も含めてケプカにゴルフの神様が微笑んでいる感じ。ただあと2日弱、本当にゴルフの神様が微笑むのは誰の頭上か…松山も頑張れ!

 今日の重賞を振り返る。阪神11Rで行われた【第83回桜花賞】は、僕本命の川田将雅の1番人気リバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)が後方追走から直線で圧巻の末脚を繰り出し優勝。昨年の【阪神JF】を制した2歳女王が、クラシック開幕戦を制し、見事〝桜の女王〟に輝いた。川田将雅は、史上6人目、現役3人目となる【桜花賞】連覇。3/12の【フィリーズレビュー】から続いていたJRA重賞1番人気馬の連敗は13でストップした。タイムは1分32秒1。3/4馬身差の2着にはコナコースト(6人気)、さらにクビ差遅れた3着にペリファーニア(5番人気)が入った。なお、2番人気のディープインパクト産駒ライトクオンタムは8着に敗れた。
 勝ったリバティアイランドだが、1頭だけ次元が違った。圧倒的な前有利の展開を爆発的な末脚でごぼう抜きするのだから「強い」の一言。このレースができるのなら、【オークス】も大丈夫だろう。新興勢力が出てこない限り3冠の可能性も高い。2着 コナコーストは完ぺきなレースだし、最後は3着のペリファーニアを差し返すのだから根性もある。ただ根性ではどうしようもない馬がいた。3着ペリファーニアも現状の能力の100%を引き出した。最後2着馬差し返されたのはノドなどまだ幼いせいか。4着 ハーパーも最後までよく頑張っている。この馬はマイルより距離延びたほうが良さそう。5着ドゥアイズも良く走っている。この馬もマイルより距離延びてこそのタイプだろう。

 リバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ(母父All American)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は4戦3勝。重賞は2022年【阪神JF】に次いで2勝目。中内田充正調教師は【桜花賞初勝利、川田将は14年ハープスター、22年スターズオンアースに次いで3勝目となった。

もう一つ重賞。米国三冠【サンタアニタダービー】だが、地方馬として初めて米国に遠征した大井のマンダリンヒーロー(牡、藤田)は惜しい2着だった。今オフにサンタアニタで騎乗しているカナダの木村和士を鞍上に迎え、4番人気で出走。道中5番手から前を追ったが、惜しくも鼻差で捉え切れなかった。06年【シンガポール航空国際C】を制した北海道のコスモバルクに続く2度目の、ダートでは初めての地方馬による海外G1制覇まで、まさにあと1歩だった。スタートを決め、4角で内を突くなど、巧みな騎乗で導いた木村は「アメリカの競馬はテンが速いので、しっかり出していくことを意識した。朝はなかなかハミを取りにいかず大丈夫かなと思っていたが、返し馬のときは自分からハミを取ってくれて、ゲートの出も悪くなくて、すんなりと1、2番人気の後ろに付けることができ、様子をうかがいながらスムーズに進めることができた。直線を向いてきれいに内を確保できたが、少し詰まったところがあり、そこでプレッシャーがなければもう少しスムーズに伸びたかなとも思う。【(ケンタッキー)ダービー】は距離も延びるので楽しみ」。
藤田師は「どこかで内に入れたいと思っていて、いいタイミングで木村騎手が入れてくれた。最後の直線は興奮して覚えていない。オーナーからも【ケンタッキーダービー】を目指しましょうと言っていただけた。【ケンタッキーダービー】に向かいたい」とコメント。前走の【雲取賞】2着に続く惜敗で6戦4勝となったが、初めて大井以外で走り、左回りも初めて。5月6日チャーチルダウンズの【ケンタッキーダービー】に向け、期待の膨らむ内容だった。尚、このレース、制したのは前走【サンフェリペS】1着で断然の1番人気に推されたプラクティカルムーブ(牡、T・ヤクティーン)。勝ちタイムは1分48秒69だった。直線で2頭と競り合った3番人気スキナー(牡、J・シレフス)が2着から半馬身差の3着に入り、2番人気ナショナルトレジャー(牡、T・ヤクティーン)は3着から2馬身1/4差の4着だった。歴史的快挙に「ハナ」差、惜しい!ぜひ【ケンタッキーダービー】で雪辱してほしい!

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